不器用小噺31 斬新な服との出会い

 目の前にすごくかっこいいデザインの服があるとします。

それはとても高いです。

そんな時、どうしますか?


 私は執着とさよならするために試着をすることがあります。

着ないであきらめると未練が残るので。


そして、いざ、試着のとき。


ん?どうやって着たらいいんだ?

あんまり力入れると破けそう…


ここは首?ここが袖?私はどこ?


デザイナーの作りしワンダーランドを彷徨うこともよくあります。


まずい!と思った時は涙を飲んで、元来た道を引き返しましょう。


「思ってたのと違うので」と店員に厳かに告げ、そっと服を戻し、店を後にします。

それが私のやり方です。

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