閉じる
表示設定
目次
深爪
好きな色は最初になくなる、と子供時代に歌わされたのに赤色の口紅が減らない。職場に向かないし恋人は赤が嫌いだから、一番減るのは淡い桃色だ。退職した私の後釜の子も、恋人の浮気相手も、私と同じ口紅をしていた。安心していい、好きな色は減らない。犠牲はいつも二番目だ。
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます