ポケットに入らない

ホーム画面のアイコンたちですら角が丸く、ぶつかりあっても安全そうなのに、液晶の向こう側にGOした人々はあらゆるものと衝突した。スマホの光を顎の下から受けてぼうっと立ち尽くす人々の姿は幽霊さながら、たぶんいろんなものに見切りをつけてる。大丈夫、皆で渡れば怖くない。

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