思い出してしまっただけだから
かの有名なドストエフスキーが言った。「人間が不幸なのは、自分が幸福であることを知らないから。」
私の母親は言った。「無いものねだりをするな。」
自分に有るもの無いものを知った上で欲しいと思っているのだから、文句ないでしょう?無いものを望むなと言われると希望を奪われたようで悲しくなる。無い物しか望めないんだ、私が私にのぞむだけ。
あなたなんて私のこと、知らないでしょう?知らないくせに私を語らないでよ
私が私の目の前で消えるような気持になるから
「この人、私たちが嫌いなのよ」ちょっと待ってよ、あなたたちのこと嫌いじゃないわ。
むしろ、いい人だと思って好きだったのに。私を出しにして、そこの席の子と仲良くなりたいのでしょう?そんなの友達じゃないわ。
それに「巻き込まないで」なんて遠ざける私も嫌いになってしまう。
でもね、私がうまく出来ればあなたが私の思いを偽造せずとも
あなたたちとそこの子は親友になれたかもね。
だからさ、人を嫌いになりたくない。仲良くなりたいのに。傷つけたくない。でも、その傷つけているのは私なのかも。と、こう考えてしまったら。私が自分自身を疑ってしまうようになったら。もう戻れない。私が私を信じない。自信がなくて、その自信に証拠なんかあったか、と。自信はあとからついてくるものだから、私がより良い私であるよう、もう少し、このまま祈っていたい。
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