森林王者モリキング
この作品はあの青春兵器ナンバーワンの作者、長谷川智広先生の描くギャグ漫画です。連載誌は当然週刊少年ジャンプ。長谷川先生、お帰りなさい!
2019年のジャンプ33号にて読み切り作品『森林守護者モリキング』が掲載され、2020年20号から現在のタイトルで連載が開始されました。
この読み切り作品がすごく面白くてですね、私はツイッターで作品名を検索してつぶやきを読みまくりましたよ。好評な意見ばかりで嬉しかったなぁ。
で、満を持しての連載化なのですが、最近のジャンプは編集長の方針でギャグ漫画が多いでしょう。モリキングは主人公のイケメン化で差別化を計ってますよね。キャラはイケメンでもそこはギャグ漫画、どこか感性がずれているのがいいです。最高です。
流れ的には昆虫の王を決める話なのでいつ本格バトル漫画になってもおかしくはないのですが、今のところはほのぼの日常展開が続いているのもいいですね。バトルな展開になっても今の所シリアスなのはナシですし。
多分シリアスな展開になったら物語の終わりも近いのでしょう。その日が出来る限り遅くなるといいな。
あ、まだ物語の説明をしていませんでしたね。簡単に言うと昆虫擬人化マンガです。昆虫の擬人化と言っても昨今の流行りの擬人化なので昆虫要素はほんのちょっと。虫嫌いの人も安心です。主人公は森の虫の王でもあるカブトムシ。イケメンです。頭に角があって背中に羽がありますけどイケメンです。見た目も性格もイケメンです。
彼を育てたのが
あ、名前はアレですけど、翔太も勝子も可愛いキャラですのでご安心を。名前のネタ元の兄貴も見ようによっては可愛いですけどね。
で、モリキングと言う名前は翔太が名付け親。擬人化した昆虫は他にもいて虫達の王、森林王になるために戦い合う宿命にあります。今(※執筆時)までに4体の森林王候補が出ています。男子キャラはもれなくイケメンで、女子キャラはもれなく美少女。王の候補は虫の世界5ヵ国から1国につき1匹ずつ選出されるので、残りの1匹が物語を引っ掻き回しそうな感じです。どんなキャラが来るかな~。
コンセプトとしては、このモリキングと勝子のラブコメ的なものをプッシュしている感じでもあります。昆虫と人間の許されざる恋……って雰囲気には今のところならなさそうですけどね。話が進めば――どうなるかな。ギャグ漫画だからその辺りはギャグで濁す感じのような気もします。
まだ連載も始まったばかりで、海のものとも山のものともつかない雰囲気は正直あるのですけど、少なくとも私はこの作風、好きです。小学生キャラの出るジャンプ作品も久しぶりですし。後に小学生が主人公の別作品の連載も始まりましたけどね。
長谷川先生、昆虫に詳しいそうですので、その知識を生かした虫ギャグを楽しみにしています。シリアスになりそうで結局そうならないギリギリの展開が今後もずっと続くといいなぁ。
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