pet ―ペット―

 この作品はKADOKAWAから出ている漫画が原作のアニメですね。元々はビックコミックスピリッツで連載されていたのだそうです。当然、原作は未見なのですけどね(汗)。

 で、内容ですが、人の精神に入り込める工作員(?)達の話です。精神崩壊させたり、自殺させたり、記憶を操作したり。サイコファンタジーと言えばいいのでしょうか? ある意味バトルモノなのですけど、精神攻撃がメインなので見ているとこっちまで洗脳されそうになります。


 1話とか本当に意味が分かりませんでした。相手の記憶を書き換えるんで認識が変わるんですけど、その時に謎の幻覚が見えちゃうので。どの話が本当なのかな? と、疑いながら見る羽目になりました(汗)。


 タイトルのペットですが、これも話が進むと理解出来るようになります。簡単に言うと力を分け与えた相棒の事です。自分の力を与えてあるので裏切らない忠実な下僕になってくれるんですね。その相棒の事をペットと呼んでいるんです。


 基本的に、精神に入り込む仕事をする時はこのペットとペアで行動する事になります。何かあった時のスペア的な感じで設定されてるんですかね。この能力者同士のバトルも描かれるのですが、個人戦だとお互いに潰れてしまう危険なものでした。ペアでの行動はそう言う事態を防ぐためなのかもですな。


 作品で特徴的なのは、このバトルと言うか精神的世界描写。精神の世界なので色んなものに変化するし、騙す人の大事な人に成り代わって記憶を操作したりもします。相手にそれに対抗する術がなければ簡単に操作されちゃうんですよね。こう言う能力が現実にあったら怖いなって素直に思えます。


 意外だったのが、その能力の元となった組織が中華系マフィアだと言う事。有り得るっちゃ有り得るんですけど、精神操作系の話なので西洋系の組織が元なのかと思ってました。

 ボスが中華なので、作品内でも頻繁に中国語が使われます。日本製のアニメでここまで中国語が飛び交う作品もなかったんじゃないかな?


 アニメの一話が林さんと悟の出会いから始まっているので、てっきり主役は悟かと思っていたのですけど、ネット辞書の紹介文がヒロキで始まっているので、どうやら主人公はヒロキっぽいです。とは言え、話ごとに視点が変わるので、メインの3人が全員主人公とも言えるのかも。


 物語もクライマックスに入ってきて、この物語も手に汗握る展開となってきました。まだまだ結末が読めないので、最後まで楽しんで見ていこうと思います。

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