日々徒然趣味日記

地獄少女 宵伽

　地獄少女と言えば人気のアニメシリーズですよね。「いっぺん、死んでみる？」と言う決め台詞も一世を風靡しました。

　が、私は地方在住故に今までこのシリーズを見ていなかったんです。ネット環境の改善等でようやく見る機会を得た私、このシリーズで地獄少女初体験です。

　続きものなので初見の私には分からない部分もありましたけど、雰囲気で何とか乗り切れるレベル。いきなり始まった話もすぐに概要を飲み込めました。

　この話は完全な勧善懲悪ではなくて視聴者にモヤモヤが残るような話にしています。人を呪わば穴二つですが、いつも確実に呪わなければいけない相手を呪えるとは限りません。呪いは確実でも呪う相手を間違える、そう言う場合もあります。

　物語の展開上、登場人物はクズばかりです。こう言う人いるよねって親近感を覚えるより、こんな人はいねーよって画面に向けてツッコミを入れる事の方が多かったです。

　今回のシリーズは前半６話が新規作品で後半からは傑作選と言う構成になっています。もう執筆時で６話分の放送は終わっている為に、現時点で詳しい感想を書いても大丈夫っぽいですね。

　とは言え、後でネット配信やら円盤やらで見る人もいるでしょうし、詳しいネタバレは避けたいと思います。

　今回の話は実は新たな地獄少女の誕生に絡むシリーズだったんですね。最後には色々あって新しい地獄少女が誕生するのです。う、かなり大きいネタバレを書いてしまった(反省)。

　人の心の強さや弱さ、それに脆さ、この作品を見ると色々と考えてしまいます。呪い殺したい相手がいない事は幸せなのだなと思います。その代わり、実は誰かに恨まれている可能性は否定出来ません。

　恨みと言っても相手に酷い仕打ちをした結果の正しいものと、妬みやそねみなどの本人に落ち度のない逆恨みの２種類ありますからね。だから誰からも恨まれない生き方をしている人は実はとても少ないのかも知れません。生きていくって大変です。

　取り敢えず現実世界に地獄少女がいなくて良かったと思います。怖い体験はフィクションの中だけで十分です(ヘタレ)。