実写版銀魂
観てきましたよ。多分この夏の邦画一番の話題作をw
感想を一言で言うなら、監督を福田監督にしたのは正解だったと言う事ですね。
銀魂はギャグとシリアスがいい具合に混在していて、普通の監督がシリアス部分をシリアスに仕上げてきたとしても、ギャグ部分がどうしてもスベってしまうと思うんですよ。なのでギャグに強い監督を持ってくるしかない。今の邦画の監督で一番それが出来るのは勇者ヨシヒコの監督である福田監督しかいませんよね。
正直SFX部分においては邦画の限界の見える作品です。俳優の演技でも上手い人はいいのですが、そうでないキャストの演技は正直今ひとつです。
それでも何でもネタにしてしまえる銀魂だからこそ、そこは笑って許せるんですよね。
ストーリーはアニメの方でも映画にもなった紅桜篇で、原作やアニメでも散々やった印象に残りまくりの有名過ぎるエピソードです。だからどうしても見飽きたストーリーと言う印象があります。勿論今回の映画用にところどころ改変されてはいるのですが。
すっかり頭に筋書きが入ってる為、ストーリーで感動と言うものはありませんでした。これが初見だったら多少は感動したんじゃないかと思うと残念ではあります。
どうしても知っている話を俳優さんがトレースしているようにしか見えないんですよね……。
原作を知っている人に対するこの映画のウリは福田監督らしいギャグシーンにあります。もうね、油断しているとこれでもかこれでもかと反則ギリギリの原作にないオリジナルギャグが入ってきます。同じジャンプ系のギャグや同じテレ東系のギャグ、そればかりかアニメのサンライズ系のギャグも投入し、更に某名作アニメからまでネタをパクると言う原作以上に攻めた怒涛のギャグ。これもう笑うしかないじゃないですか。
当然各所に許可を取った上で導入しているんでしょうけど、そのシーンを目にする度に観客は新八ばりのツッコミを入れる事間違いなしです。おいおいおいー! って私も何度心の中で突っ込みを入れた事かw
銀魂はあのアニメしか駄目って言う信者の方には受け入れられないかも知れません。
けれど、もう少しゆる~いファンならば、これはこれでアリって思えると思います。少なくとも、映画の料金分の満足は得られます。そう、私は評価しました。
このクオリティが維持出来るなら続編も期待したいところですね。今回の映画に出てきていないキャラがどんな俳優さんで演じられるんだろうって妄想が膨らみます。
今作は原作の再現度が高かったですからね。興味のある人は是非劇場で観てみてくださいね。
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