フレームアームズ・ガール

 フレームアームズ・ガール(通称FAガール)とは、自律稼働する美少女型プラモデル達が主人公の家で戦ったり日常生活を送ったりするアニメ。同名のプラモデルシリーズが原案となっています。

 プラモデルシリーズの方に明確な物語は設定されていない為、ほぼオリジナルアニメと言って良い模様。


 プラモデル制作会社でスポンサーでもあるコトブキヤのある東京都立川周辺が舞台になっており、作品内でも立川が舞台になるばかりか、いなげや等の実在の店舗名が主人公の口から当然のように登場します。立川公認なり損ねキャラのウドラも作品内のアチコチに登場して立川PRアニメと言う見方も出来る作品です。


 ちっちゃなプラモデルが主人公と共に成長し、バトルをすると言う事で私なんかはプラレス3四郎を思い出したりします。FAガールズはもっとゆる~いんですけどね。

 主人公達人間は手描きアニメでFAガールズはCGで描写されています。描写方法が違う事でより違う存在だと言う事が強調されている感じがします。


 バトルは大会とかがある訳じゃなく、主人公機のバトルデータを開発会社に送るモニターと言う体なのでバトルシーンもあんまり多くありません。新しい機体が人間側の主人公、あおの家にやって来た時の自己紹介程度の要素です。


 このバトルもテンプレで一度ピンチになった後に逆転して一発で勝負が決まると言うもの。体力ゲージは表示されているものの、ほぼ意味がありませんwこの作品、バトルがメインじゃない事がそれでよく分かります。


 この作品のメインはFAガール轟雷の成長なんですね。最初は感情がほぼなかった彼女が人間のあおと過ごす事によって徐々に感情豊かになっていく、この成長過程が丁寧に描写されていました。


 なので日常回こそがこの作品の一番の売りでした。展開はギャグよりの話が多く、シリアスは全体を通して1割あったかどうか。あおは個性的なFAガール達に翻弄されてばかりで、それを基本的に笑って受け入れる彼女の懐の深さに母性を感じる作品でもありましたね。


 この作品の記事を書くにあたり、参考としてネット辞書を調べたのですけど、シリーズ構成を担当した赤尾でこって人、三重野瞳さんだったんですね。彼女が脚本でも活躍していただなんて知りませんでした。歌も歌うし作詞も出来るし脚本も書けるなんてすごい。このFAガールで出てくる歌の作詞もその多くを担当しています。

 私にとって三重野瞳と言えばリューナイトのOPの人なのですが……懐かしいなあ。

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