ブブキ・ブランキ

 ブブキブランキも二期を終えて完結しましたね。一期の頃から追いかけて良かったと思います。一期の印象はちょっと濃いキャラデザが受けてるのかな?世界観は受け入れられているのかな?って感じで、作風的にも重く始まって終盤変に軽かったりして統一感が弱く、これ見ている人が困惑するんじゃないかって感じたんですけど、二期が始まる時に期待の作品で結構上位にあったので意外に受け入れられていたんだなあと感心した記憶があります。


 二期は一期の反省があったのか作風は一期よりはブレていませんでした。つまりあんまり重くはなかったかな、と言う印象です。そう言う意味では安心して見られましたね。

 勿論展開は容赦がないところがありました。中盤以降でどんどんブブキ使いが死んでいく展開には心を痛めたものです。それでも矛先は仲間内ですから、まだ一期よりはね。


 この二期では一期を含めた作品世界の謎が大体は解き明かされた感じです。あの時のアレはそうだったのか、なんてポンと手を打ったのもひとつやふたつではありません。

 独自の設定であるブブキと言うものがどうして生まれたのかも、何故二期のサブタイトルが星の巨人なのかも納得出来る説明がありました。


 全てが3Dで制作されたアニメですが、かなり2D寄りになっていて流石サンジゲン10周年記念作品と銘打つだけはあります。とは言うものの、違和感が完全に払拭された訳ではありませんけど。


 元々の設定が重いのでやはり途中の軽いエピソードがすごく浮いていた印象がありますね。特にチームアメリカの心臓のエピゾの存在はかなり特殊でした。

 ただ、彼がいたからこの作品は重くなり過ぎなかったのでしょうね。ムードメーカーは物語には必要です。


 この作品も最終ボスを倒した後にまるまる一話を使ったエピローグがあったのですが、かなりシリアスで考えさせられる作りになっていました。やっぱりこの作品は重い設定の話なんですよね。最後に主人公の東と1期のボス的存在だった礼央子にフラグが立ちそうな感じだったのはちょっとこの先の物語を見てみたいなと思わざるを得なかったり。ヒロインは黄金ちゃんじゃなかったのかー。


 作品では個性的なブブキが沢山登場しましたけどやっぱり一番は右手ちゃんですね。ぬいぐるみみたいで可愛いです。同じ系統のブブキが登場しなかったので右手ちゃんは本当に唯一無二でした。常に黄金ちゃんと共にいるのもポケモンにおけるピカチュウみたいで良かったですね。


 最後まで見た感想として言えば、この作品、面白かったです。最初は全く主人公らしくなかった東がどんどん主人公らしい性格になっていくのも良かったかな。

 全て見終わった後にウィキとかで情報を補完した後に見直すと更に理解が深まりそうです。一通りサラッと見ただけでは分からない事も多い作品ですからね。

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