　この作品は少年サンデーで連載されているラブコメです。

　あらすじはとある切っ掛けで男子の初恋の娘のイメージが見えるようになった主人公がその初恋のイメージに翻弄されつつ各キャラの恋路をサポートすると言うお話です。

　この話の何が私を惹きつけたと言えばその絵柄ですね。実に今っぽい。顔も体のラインも洗練されています。

　突然見えるようになった初恋の娘のイメージ(初恋ゾンビ)は妄想で作られているので元を作った男子が妄想をすればすぐに反映されます。裸エプロンをイメージすれば裸エプロンになるしエロい妄想をすればエロいコスを着ます。そう、この漫画は少年誌におけるエロ要員でもあるのです。今サンデーにはエロをメインにした作品が３つ(競女、初恋ゾンビ、天野めぐみはスキだらけ！)ほどあるのですが、その中で一番ヲタ受けしそうな気がするのです。キャラデザ的な意味で。

　ラブコメなので頻繁にラブがコメります。切っ掛けはいつもその人の初恋ゾンビ。初恋ゾンビは主人公と彼の初恋の子にしか見えないのですが、見えるが故に色んな問題事に巻き込まれるんです。

　この作品にはヒロインが３人います。まずは主人公の幼馴染の巨乳女子、そして転校してきた主人公の初恋相手、最後の主人公の初恋ゾンビです。普通の初恋ゾンビには自我がないのですが、主人公の初恋ゾンビにだけは何故かそれがあるのです。そして主人公の初恋ゾンビの元になった女の子はその転校してきた子なのです。さあ、いい具合に関係が混乱してまいりました。

　実は転校してきた子は本当は女の子なのですが、どういう訳か男子のふりをして転校してきます。そしてその子も初恋ゾンビが見えるのです。うーん、色々謎が多そうですねぇ。

　主人公達の恋愛模様にももやもやしつつ、他のキャラの初恋の問題にももやもやする。それがこの漫画の正しい楽しみ方なのです。

　え？じゃあ正しくない楽しみ方って言うのもあるのかですって？そりゃもう、作品に出てくる初恋ゾンビの姿で妄想すると言うヤツですぞ。健全な青少年なら当然の行為でありますぞ。