スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

 えー、そんな訳でエンドゲーム後のスパイダーマッ! 観てきましたよ。話も繋がっていて、トニー亡き後に後継者に指名されたスパイダーマンの苦悩が描かれております。

 観ているとつい忘れがちなんですが、スパイダーマンの主人公、ピータ・パーカーって16歳の高校生って設定なんですよね。流石に16歳の男子高校生にアベンジャーズのリーダーは荷が重すぎるでしょ。


 今回の映画はですね、またしてもピーターの未熟なところが狙われると言うのがテーマになっております。あんまり語るとネタバレになるので上手くは語れないのですが、とにかくどんでん返しが多いです。事前に何も知らなければえ? うせやろ? と劇場で数回はびっくりするはず。

 私もほぼ何も知らない状況だったので、何度もびっくりしました。


 この作品の舞台はヨーロッパなのですけど、夏休みの旅行で訪れるんですよね。クラスの有志でのヨーロッパ旅行です。そう言うツアーがあるのかな? さすがはアメリカンですね。日本の修学旅行とは違うぜ! ちゃんと引率の先生もいるよ!

 この引率の先生が人間味があって良かったです。ぶっちゃけちょっと頼りないんですよ。だから隙があってスパイダーマンが活躍出来るって言うねw


 このヨーロッパ旅行なのですけど、高校生らしい観光の様子が描かれていてとても微笑ましたかったです。内気なピーターはMJにプレゼントを買うものの、中々渡せなかったりしてね。うーん、もどかしいぜ。

 勇気を持って行動しようとしたら敵が現れてそれどこれろじゃなくなったりするのもお約束です。


 そのMJとの仲なのですが、この作品でぐっと距離が縮まるんですよ。どう言うシチュエーションなのかは見てのお楽しみなのですが、良かったねピーターって感じです。


 この映画に出てくる敵は4大元素のバケモノ。勿論更にその先に真の敵がいます。そうしてそのボスはトニーと因縁ある人物なんですよね。そう言うところもまたアイアンマンと話が繋がっているんですな。

 アイアンマンと話が繋がっていると言えば、今回大活躍するのがハッピー・ホーガン。元トニーの運転手で今は警備部部長? だったかな。メイおばさんに惚れちゃっていて、ピーターの最大の協力者となってくれるんです。いや本当に頼もしいんですよ。

 このスパイダーマンは本当にふくよかな人が頼りになる作品ですなぁ。


 この映画で活躍するのがドローン。トニーの置き土産でもあるのですが、映画のクライマックスではこのドローンがすごい事になります。ラストバトルは手に汗握っちゃいますよっ!


 あんまり語るとネタバレがすごい事になるのでまとめに入りますけど、この映画でも描かれているのはピーターの成長です。映画では彼の16歳であるが故の純粋さを利用されてとことん窮地に陥ります。そこを理解者の助けを借りて卑劣な大人の企みを阻止する、今作のテーマも今までのスパイダーマンと変わらないのかも知れません。

 しかし、その理解者の中にもうトニーはいない。アイアンマンは助けに来ない。アイアンマンのいない世界でピーターは世界を守っていくと言うのを強く感じさせる作品になっていました。


 きっとこれからもピーターはその未熟さと言う危うさと向き合いながら、今後も戦っていくのだろうと思います。ボロボロになりながらも決して負けない、スパイダーマンの強さを堪能出来る作品でした。面白かったですよっ。

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