第400話 サシャ先生とお出かけ

 夏休み直前の休日。

 延ばし延ばしになっていた案件を片づけるため、シュリはサシャ先生を街に誘い出していた。

 半ば忘れていたバッシュ先生……いやいや、バーニィとの約束を守るために。


 まあ、約束ってほどものもではないかもしれないが、今度は出来ればサシャ先生と来てほしい、と言われていた。

 以前彼女(?)とアグネスの店を訪ねたときに。かつての過ちを、サシャ先生にきちんと謝罪したいから、と。


 あの出来事は、サシャ先生の中ではトラウマになっているだろうし、その元凶であるバッシュ先生に会わせるべきかどうか、正直悩んだ。

 ただ、バッシュ先生はあの事件を境に別人になった。

 名前もバーニィになったし、性格も前とはまるで違ってみえる。

 性別も、まあ、変わったと言えるかもしれない。


 そんな彼女(?)に会うことによって、かつて己を脅かした恐ろしい存在はもうどこにもいないのだ、ということを目の当たりにすることは、サシャ先生の心の傷を癒す役に立つかもしれない、と思ったのだ。

 女性の意見も聞いておいたほうがいいだろうと、愛の奴隷達に相談してみたのだが、正直なんの参考にもならなかった。


 彼女達は言った。

 シュリ様がヒーローのように現れてかっこよく救い出してくれたのだから、その前の出来事なんて記憶に残ってないんじゃないでしょうか、と。


 それを聞いたとき心から思った。

 彼女達に意見を求めた僕がバカだった、と。


 別に彼女達を責めるつもりはない。

 頭のてっぺんからつま先までシュリに染まりきっている彼女達の答えが非常に偏っていたとしても、仕方のないことだ。

 彼女達の思考の中では常にシュリが最上位で、何を考えていてもシュリの存在が複雑にひっからまる。

 それが愛の奴隷というものなのである。

 彼女達に悪気はなく、彼女達にとっては至極当然の事を言っているだけ。


 でも、他の女性を彼女達と一緒にしてはいけない。

 サシャ先生の心には、あの日の出来事がしこりのように残っているはず。

 だが、そのトラウマをずっと抱えて生きるのは、きっとサシャ先生の為にはならない。

 あの出来事のせいでサシャ先生が大人の男の人を好きになれなくなってしまったら困る。


 先日、雰囲気やら諸々の事情に流されてキスをいたしてしまったが、サシャ先生が大人の男の人恐怖症になってしまったせいでシュリになびいているのだとしたら、その恐怖症を克服することによってシュリの影響から逃れられるかもしれない。

 そんな見当違いのかすかな希望にすがり、シュリはサシャ先生をバーニィのところへ連れて行くことにした。


 とはいえ、いきなりバーニィのところへ連れて行くのもどうかと思い、お昼ご飯を一緒に食べて、王都の市場の露店を冷やかして、それなりに時間をつぶしてからアグネスの店に行った。

 その乙女チックな店の外観に、サシャ先生が固まる。



 「シュリ君?」


 「なぁに? 先生」


 「シュリ君は、先生にこういうお店の服が似合う、とそう思っている、ということですか?」


 「え? あ、いや、そういう訳じゃないんですけど、このお店に、サシャ先生に会いたいっていう人がいるんです」



 言いながら、入り口の扉を開く。

 その向こうでは……



 「うん、この服はいいな。レースが惜しみなく使われててサシャに似合いそうだ」


 「こちらも中々いいですよ、兄さん。こういう華やかな色もサシャに似合うと思いませんか?」


 「あ、いいね! サシャ姉さんはあんまり自分のおしゃれに興味がないからなぁ。かっちりした服ばっかじゃなくて、たまにはこういう感じの服も着たらいいのに」


 「ここは我らで購入して、サシャにプレゼントするか」


 「いいですね!」


 「いいね! 賛成!!」


 「では店主。これと、これと……あとはこれ。全部贈り物用に包んでくれ」


 「まあぁ~、太っ腹!! 姉妹の為にお洋服をプレゼントだなんてすてきなお兄さま達と弟さんね。私、感動しちゃったわ。でも、サイズは大丈夫かしら?」


 「もちろんだ。サシャのサイズなら寸分違わず把握しているとも!!」


 「同じく」


 「僕だって」



 そんな光景が繰り広げられていた。

 姉妹のサイズをしっかり把握していると胸を張るマッチョが3人。

 サシャ、サシャと連呼しているので、恐らくサシャ先生の兄弟なんだろう。

 3人とも鍛え抜かれた肉体をしているのであまりサシャ先生と似ている感じは受けなかったが。


 でも、何でサシャ先生の兄弟がこのお店にいるんだろうか。

 まあ、たまたまサシャ先生のお洋服を買うために来ただけなのかもしれないけど。

 現に、サシャ先生の服を大量にお買い求めしてるし。


 そこまで考えてシュリははっとする。

 もしかして、彼らはサシャ先生へのプレゼントを先生に内緒で買いに来ているのではないか、という考えに思い当たって。

 そうだとしたら、そんな場所へサシャ先生をタイミング良く連れてきてしまい悪いことをしてしまった。

 今からでも遅くない。

 扉を閉めて回れ右し、もう少し時間をつぶしてから再度訪問しよう。


 そう思って閉めようとした扉を、サシャ先生の手が押しとどめた。

 ん? と思って彼女の顔を見上げると、そこには見るだけで凍えてしまいそうな氷の笑みが浮かんでいた。

 前にいるシュリをそっと押しのけ、サシャが店の中へ足を踏み入れる。

 そして。



 「奇遇ですね、お兄さま方。それからタリム。ここは女性の服を扱っている店のようですが、ここで何をなさってるんですか? 先ほど、私のサイズを知っている、とおかしな戯言が聞こえましたが、私の聞き間違いでしょうか?」


 「さ、さしゃ!?」


 「しまった。デートの先回りをしてこっそり観察するつもりが、買い物に夢中になってしまっていました!!」


 「ど、どうやって誤魔化せば!?」



 兄弟に向けているとは思えない一瞬で凍りつきそうな絶対零度の声音に、サシャ先生の兄弟さん達はわかりやすく震え上がる。

 というか、サシャ先生の兄弟さん達、偶然ここにいた訳じゃなく、シュリとサシャ先生のお出かけ模様をこっそり観察していたらしい。

 きっとサシャ先生がお出かけするということで、相手がどんな奴か心配になったのだろう。

 妹思い、姉思いな兄弟さんたちだなぁ、とシュリは素直にそう思ったが、サシャ先生は冷たい笑みをさらに深めた。



 「アラスお兄さま、カイジャお兄さま、タリム」


 「「「はいっ!!」」」


 「お仕事をさぼって私をつけ回すのはやめて、さっさとお帰りを。これ以上余計な事をするようなら本気で怒りますよ?」


 「「「は、はいいぃぃっ!!」」」


 「理解していただけたようで結構です。では、お気をつけてお帰り下さい」


 「「「はあぁぁぁぁっ!!!」」」



 サシャ先生の怒りの波動に震え上がった3人はものすごい勢いで店を飛び出していく。



 「あらぁ、お客様ぁ? プレゼント用のお洋服はどうするのかしらぁ?」



 その背中に、というか閉まった扉に声をかけたのはアグネス。

 そんな彼女にサシャ先生が頭を下げた。



 「私の兄と弟がご迷惑をおかけしました。お詫びに私が服を購入して帰ります、と言いたいところなんですが、兄達が選んだ服も、ここにある服も、私が着るには少々、その、華やかすぎる、かと」


 「そうねぇ。大人な魅力のあなたには、こういうレースふりふりより、もっと大人でシックなレース使いのドレスのほうが……って、あらぁ? サシャ先生?」


 「そう、ですが。そういうあなたは……もしかしてアグネスさん?」



 驚きの表情で見つめ合う2人。

 シュリはそんな2人にそっと近づいて、



 「僕もいるよ、アグネス。こんにちは」



 にっこり微笑みそう挨拶した。

 アグネスは目の前のサシャとシュリを交互に見ながら、



 「あらぁ……もしかしてデート? 教師と生徒の禁断の恋ね!! いいわぁ」



 妙なテンションでもだえはじめる。



 「で、でぇと……」


 「デート、っていうかお出かけかな。ほら、バーニィがサシャ先生に会いたいって言ってたでしょ?」


 「なぁんだ、そう言う事ぉ? つまらないわねぇ」



 アグネスの言葉にサシャ先生が顔を赤くして固まり、シュリが苦笑混じりに訂正し、アグネスは面白くなさそうに唇を尖らせた。



 「でも、そうね。バーニィちゃんもそろそろけじめをつけた方がいいわよね」


 「サシャ先生の為にもその方がいいと思って、今日は一緒に来たんだ。バーニィは奥?」


 「ええ。休憩中よ。呼びましょうか?」


 「いや、もしよかったら僕らの方が奥にいってもいいかな? ここだと、ほら。他のお客さんも来るかもしれないし」


 「それもそうね。遠慮なく入ってちょうだい。突き当たりの右の部屋が休憩室よ」


 「ありがとう。行ってくるね。サシャ先生、行きましょ?」



 頭がいろいろ追いつかず、固まっているサシャ先生の手をとる。

 とたんに赤さを増したサシャ先生の顔を見上げながら、今日はポーカーフェイスが仕事していないなぁ、なんて思いつつ、シュリは彼女の手を引いてバックヤードへ繋がる扉を開いたのだった。

 

◆◇◆


 アグネスと交代に休憩に入り、休憩室でこっくりこっくり居眠りしていたバーニィは、ノックの音にはっと目を覚ました。

 眠気を振り払いつつ目を開け、壁にかかっている魔導時計を見上げる。

 休憩の終わりにはまだ早い時間を確かめながら、バーニィは首を傾げつつ立ち上がった。



 (アグネスお姉さまなら自由に入ってくるでしょぉ? じゃあ、誰か私にお客さまかしらぁ??)



 そう思いつつ、口元に出来ていた涎の跡を拭い、さっと髪型を整えてから扉を開く。

 と、そこにかつての同僚の顔を見つけ、バーニィは思わず固まってしまった。


 ずっと謝りたい、と思っていたその人の顔は、バーニィの記憶の中のそれとかわることなく美しく、かつては欲望と共に見ていたその顔を、あこがれの気持ちと共に見つめた。

 あのときは確かにあった醜い欲望が、今の自分の中に欠片もないことに、心から安堵しながら。


 サシャの傍らに立つシュリを感謝のまなざしで見つめ、それから真剣な顔をサシャの方へと向ける。

 シュリはまだ、バーニィが誰なのか伝えていないのだろう。

 彼女は少し怪訝そうなまなざしでバーニィを見ていた。

 その瞳に嫌悪がないのは、バーニィの正体をまだ知らないからだ。



 「サシャ、ちゃん」



 彼女の名を呼ぶ。

 その呼びかけを聞いた彼女の顔に、困惑の色が広がる。

 そしてその瞳がまじまじとバーニィを見つめた。



 「あの、失礼ですが、どこかでお会いしたことがありましたか?」



 こちらをじっと見ながらそう問いかけてくる彼女に、少しだけほっとする。

 そして、このまま正体を明かさずにバーニィとして彼女と関わっていく事も出来るかもしれない、と魔が差したようにそんなことを思った。

 でも、その考えを心の中で笑い飛ばして、バーニィは己の心を奮い立たせるように大きく深呼吸した。

 そして。



 「私の今の名前はバーニィ、というの。でもね、昔の名前はバッシュよ。サシャちゃん、あなたの元同僚の」


 「バッシュ、先生? あなたはバッシュ先生なんですか?」


 「ええ。謝ってすむ事じゃないけど、あのときは本当にごめんな……」


 「あまりに様子が変わっていたので気がつかずに失礼しました。バッシュ先生、お久しぶりです。お元気そうで何よりです」


 「ええ、そうね。サシャちゃんも元気そうでなにより……って、ええぇぇ??」



 頭を下げ、かつての己が犯した罪を謝罪しようとしたバーニィは、サシャからの思いがけない返答に、思わず困惑混じりの声をあげた。



 「さ、さしゃちゃん、お、怒ってないの?」


 「怒る? 何をでしょうか?? ……ああ。バッシュ先生がなんの引継もなく行方不明になってしまったので、そのフォローが非常に大変だった件でしょうか??」


 「え、そっち!? あ、でも、そのこともちゃんと申し訳なく思ってるけど」


 「いえ。大変でしたが、少しの間だけでもシュリ君の担任気分が味わえましたから、私的には非常に役得でした。なのでお気になさらず」


 「あら、そうなの? なら良かった……じゃなくってぇぇ!! ほら、他にもあるでしょう? あなたが私を恨みに思うことが」


 「バッシュ先生を恨みに思う、ですか?」


 「そう! あるでしょう!?」


 「そう言われましても……あ、もしかしてアレのことでしょうか?」


 「そうよ! アレよ!! アレアレ!!!」


 「シュリ君と話をしているとバッシュ先生が担任面して割り込んでくるのは非常に腹立たしかったですね。確かに、恨んでもいいレベルです」


 「そうじゃないのよぉぅ。そうじゃあぁぁ」



 床に膝をつき、崩れ落ちたバーニィを気の毒そうに眺め、



 「えっとサシャ先生? バーニィが言いたいのはアレのことじゃあいかなぁ? ほら、サシャ先生の家で、バッシュ先生がやらかしちゃったことだよ」



 そっと助け船を出す。



 「私の家で、バッシュ先生がやらかしたこと……。そういえば、護衛として先生が私を家に送ってくれた事がありましたね。あのときはお世話に……」


 「その反応、絶対におかしいわよぉぉ!! わざと!? わざとやってるの!? あの日あの時、欲情に負けて獣になった私に襲いかかられた記憶はどこに行っちゃったのよぉぉ」


 「襲い……ああ、そんなこともありましたね」


 「思い出してもその反応!?」


 「正直……」


 「しょ、しょうじき?」


 「襲いかかられたときの事はあまり記憶に残っていません」


 「わかるわ。それほど辛い記憶なのよね。私がそれだけひどいことをサシャちゃんにやってしまったと言うことなのよ。償える事じゃないけど、私に出来ることならなんでもするわ。あなたへの償いに」


 「いえ、お気になさらず」


 「ダメっ! 気にするわよぉう。私はそれだけの事をあなたに……」


 「さっきも言ったように本当に記憶に残っていないんですよ。なにしろ……」


 「なっ、なにしろ?」


 「私の危機に駆けつけてくれたシュリ君がヒーローのように颯爽と助けてくれた光景が素晴らしすぎて、正直その前の記憶が曖昧なんです。もしかしたら恐ろしい思いをしていたかもしれませんが、全てが終わって振り返ってみると、シュリ君が私を助けに来てくれる状況を作ってくれた事に、感謝の念すらわきました。それに、未遂だった訳ですし」


 「そ、そうね?」



 サシャ先生のとんでも発言に、バーニィが固まっていた。



 (バーニィ。気持ちはわかるよ)



 心の中でそっとバーニィに話しかけつつ、シュリは現実を飲み込む。

 サシャ先生はもう手遅れなんだなぁ、という現実を。


 ジュディス達、愛の奴隷と同じような事を言い出したサシャ先生の症状は末期症状。

 こうなると、シュリの影響力から逃れる事は非常に難しい。

 これから先、将来的にシュリがあのやっかいなスキルの操縦方法をどうにかして手に入れるまでは。

 操縦方法が果たしてあるのか、その点は非常に疑問だが。



 「……サシャちゃんの気持ちはわかったわ。でも、私があなたにひどいことをしたのは事実。だからきちんと謝らせてちょうだい。あの時は本当にごめんなさい。とても反省しているわ」



 どうにか再起動をしたバーニィはまじめな顔でそう告げ、深々と頭を下げた。



 「私の方こそ、あなたへの対応を間違ったせいで、あなたの男性としての人生を奪ってしまいました」



 サシャ先生も居住まいを正し、頭を下げる。

 そんな彼女の言葉を受け、バーニィは微笑んで首を横に振る。



 「私はいいのよぉ。昔の自分より、今のこの自分の方が好きだもの。サシャちゃんに謝罪を受け入れてもらえれば、私もすっきりさっぱり昔の自分を捨てられるわ。受け入れて、もらえるかしら? その為ならどんな罰も受ける覚悟よ」


 「……受け入れましょう。それであなたの気持ちが楽になるなら。正直、あなたへの怒りはありませんし、むしろ教師としての人生を奪ってしまった申し訳なさしかないのですが」


 「感謝、するわ。サシャちゃんはそう言ってくれるけど、本当ならもっと厳しい罰を受けるべき罪を、かつての私は犯したのよ。それをこんなに簡単に許してもらえるなんて思っていなかったわ。シュリきゅんのおかげね」


 「あなたはきちんと罰を受けたと思いますよ。男性としての生き方を永遠に失ったのですから」


 「代わりに女として生きる権利をもらったわ。私はね、今の人生になんの不満もないの。むしろ、今の生き方を与えてくれたシュリきゅんに感謝してるくらい」


 「シュリ君のことですから、こんな未来も予測済みだったのでしょう。さすがはシュリ君です」



 バーニィからは感謝のまなざしを、サシャ先生からは感心したようなまなざしを向けられ、シュリはあわてて手を振り、それを否定する。



 「いや、僕はなにも……」


 (バーニィの男性生命をうっかり殺っちゃったのはポチとタマだし、バッシュ先生がバーニィになる未来なんて夢にも想像してなかったし!!)



 むしろ、シュリこそ謝りたい。

 うちの子がお仕置きをやりすぎてごめんなさい、と。


 でも、再会してから今まで、それなりにバーニィと接し、彼女が本当に幸せそうに楽しそうに今の生を生きていることは、理解できた。

 今日、サシャ先生にきちんと謝罪しけじめをつけた彼女は、バッシュの人生を過去のものとし、バーニィとしてのびのびと生きていくのだろう。


 シュリに出来ることは、それを受け入れ、友人としてつき合っていくことだけ。

 休憩終わりのバーニィと一緒に店に戻り、サシャの服を見立てるバーニィをみるとはなしに見ながら思う。

 シュリの隣にいるアグネスも、にこにこしながらその様子を眺め、



 「バーニィがちゃんとサシャ先生に謝れたようで良かったわ」



 ほっとしたようにそう言った。

 その言葉に頷き、シュリもその口元に柔らかな笑みを刻む。

 そしてアグネスと並んで、あーでもないこーでもない、とサシャを着せ替え人形にしているバーニィと諦めの表情でされるままになっているサシャを、微笑ましく見守るのだった。



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体調不良で投稿が一週間あいてしまいました…

お詫びと言うわけではありませんが、明日も投稿しますので、よかったら読んでやってください。

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