鏡の森のエトワール~月光蝶と不死の魔王~

Reo.

~作品紹介~

『鏡の森のエトワール』


 それは……絵本のような、美しい真冬の世界で紡がれる、光と闇、愛と憎、恋と愛、孤独と家族と……親子と恋人、そして、“人生”の物語。




――「やだ……っ! 離れたくない……もうひとりぼっちは嫌だ……!」――


            ――「ふん、これでもう文句はあるまい」――



 ――「……うそ。かっこいいよ。魔王はかっこいい」――」


――「瑠璃という色ではないぞ。お前はグンジョウ。そう決めたのだ」――      


        ――「でも、もう遅いよ」――


 

        ――「エトワール、私はお前に嘘をついていた」――      



――『お前はわたしの子ではないよ。だってお前のほうが美しいもの』――


――「おんなじだよ。――かあさまとぼくは、おなじだよ」――                                 


             ――こんな醜い化け物ではなくてね……――                        



   ――「そう、気づけばもうとっくに……、おまえたちは、世界にたったふたつしかない、私の宝になっていたのだ」――                             


――なぜあのとき、最期のあのときだけでいい。おまえはわたしの自慢の息子なのだと、言ってやらなかったのかと……――




――(古典的!  旧世代的!  ぺきん原人!! 古代遺跡のオーパーツなみ!!)                                 

             ――「我はまだピチピチだが……」――



――『ぼくは神様を信じないよ』――

              ――わたくしは、この子の母親になる。――




――ドオオォォオオオン……!!――その瞬間、雷の音とともに、ものすごい火花が散った――身体がしびれる。


 ――……最後にみたのは、“”だった…・・・――。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・              

     ――『じゃあ、どんなものがたり?』——


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 “もう、わたしは……永遠音は、「すき」って気持ちを、なくしたりしない。


 “――灯しつづけるよ、パパとママからもらった、このしんぞうに”



   (( “愛”っていう、「ひかりのまほう」を――。 ))

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