第2話幼女好きなの?

「ところで、カイは、なぜ、女子シャワー室にいるの?まさか、幼女好きとか?」

「女子?てっきり、男子シャワー室かと思ってて、なんでリーナがいるのか、ん?幼女好きだと!」


 燃えるような真っ赤の髪と頬を赤くさせたカイは、ベンチから勢いよく立ち上がって、「リーナは妹のように好きでいるが、けして幼女好きとは違う!」と、声を高々と宣言する。


「怪しいな!きっと、おうちで、夜中に、リーナの写真にチュッとしてたり、身体のどこかにリーナラブって刺青入れてると思うんだ、リーナは」

「違う、違う、全然違う。リーナは妹!ルールブックに誓う」


 リーナは、幼女の話をし出したころから、ぶらぶらさせていた足を止め、ぴょこんとベンチから降りた。


「OK!ルールブックは神聖だもんなぁ。じゃあ、リーナは、そろそろお着替えしておちるね」

「あぁ、俺は、男子シャワー室の方へ行くとするか」


「じゃあ、また、明日もトゥインクルランドで」


「トゥインクルランドでまた野球やろうぜ」


 彼は、ドアをうすく開けて辺りをうかがい女子がいないことを確かめてからドアを開けた。



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