不摂生

 また当たり前に1日が過ぎていく


 暑かったり寒かったり気持ち良かったり

 貧乏だったり裕福だったりそれほどでもなかったり

 眠かったり元気だったり普通だったり

 足りなかったリ満足したり我慢したり


 空を見上げて名前の知らない空を見てる

 風に運ばれて形の変わるさまを見てる

 いつか物語の一つも出来ようか


 海の中から空を見上げるとどんなだろう

 きっとすごく眩しいんだろうな

 きっと雲なんて見た事ないんだろうな

 そして光に揺られて酔ったりするんだろうな

 まんまるの魚の目くるくる回ってる


 夏の思い出は飛び込み台の下

 今は錆付いている飛び込み台の下

 みんな嬉しそうに飛び込んでいたよ

 毎日飽きずに繰り返していたよ


 当たり前に毎日が過ぎていく

 砂が風に形を変え、でもそれは同じ砂のように

 変わらない自分の中で思い出だけが溜まっていく

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