白い朝
もしかしたらって思ってた
でもそんな事ないって思ってた
だってここ10年以上見た事なかったもの
その夜はとても静かで
まるで何処かに音を忘れたみたいで
何時の間にかグッスリ眠っていたよ
不思議な明るさが部屋を包み込んだので
寝ぼけ眼で側にある窓を開けると
そこには白い朝があった
世界を塗りつぶした雲はどう何処にもいない
澄みきった青空が早速色を溶かしていく
僕はただ呆然と自然のアートに見とれていた
除雪車が道路を元に戻していく
でも小さい道はそのままで
子供達が無邪気に足跡を残していった
海沿いのこの町でこんな景色はまた当分見られないのだろう
昼過ぎにはもう影にその名残が残るばかり
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます