ラジオ体操

夏になると思い出す

あの頃の記憶。


苦手だった早起き

それでも毎朝キミが玄関先で

待っているから


頑張った早起き


なのに最後のラジオ体操に

君は来なかった


押せなかったスタンプカード

押してもらえなかったスタンプカード


翌日に告げられた理由は

「夏カゼ」というたった一言


芽生え始めた幼い恋心には

十分に痛かった


埋められなかった最後の空欄

どれだけあなたと埋めたかったか


隣で眠るあなたは気づいていましたか?

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