第987話:ダホン・アラモウ~買い込んで肉~
「今日の晩御飯は肉!」
決めた、今日の晩御飯は肉を食べる。
そうと決まればさっそく買い出しに行こう、何肉があるかな。
何もない、メインで目論んでいたメナ肉どころか、次点三点の肉が一個もない。
飯時とかであればわからんでもないが、今は中途半端な時間で、しかも直近で何か大きなバーベキュー的なイベントがあっただろうか……
……あったな、というかその告知を見て肉にしようと思ったんだった。
そうか、イベントで肉が大量に消費されているのか、仕方ない。
ならばちょっと遠出してでも買いに行こう。
「無い……」
数個先の町まで来て食品店を覗いたが、どこにも肉が無い。
どこの食料品店もすべてがバーベキュー大会に肉を提供しているとも考えられないし、何か別の要因で肉が無くなっているんだろう。
「絶滅とか……?」
いや、ない。食肉向けの動物が絶滅したとかさすがにない。
だって、それはすべての世界で動物が絶滅したってことだし、さすがにそれがニュースになってるとは思えないし、そんなときにバーベキュー大会もないだろう。
こうなったら、狩りに行くしかないか。
しばらく使っていなかった狩猟道具をラックから取り出して動作を確認する。
丁寧にしまって、バーベキュー大会の参加申請方法を調べることにした。
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