ネガティブで何が悪い
綾部 響
評価について
やたらと自身の作品に付いての評価を気にする声が目に付く。
やれ「良い作品なのに埋もれてしまう物がある」とか「見て貰えないのは運営のせいだ」とか「もっと作品に対してコメントなりレビューで評価してくれ」とか。
もっともらしい事を、さも当然の様につらつらと「作品として」アップしている様だが、それを見た人にしてみれば
「正直、もううんざりだよ」
なのが感想だ。響さんのダークサイドたる“俺”もそうだ。
そもそも小説投稿サイトに、一体何を期待して作品を掲載しているのか。
「俺の作品サイコー!間違いなくセンセーションを起こせる!一気にメジャーデビューだ!グフグフ」
なんて、本気で考えているのではないだろうな?そうだとすれば呆れて物も言えない。いや、言うけれども。
だいたい、そこまで才能があるのなら、もうとっくにメジャーデビューしてるんじゃないの?書き始めて僅か数か月、初作品でデビューした人もいるだろうから、そこから考えれば何ヶ月か読んでももらえない、コメントもレビューももらえないって事は、つまりそう言う事だろ?
この無料で小説が掲載出来て、無料でそれらを読む事が出来る小説投稿サイトってのは、本当にただの「自己満足」を満たす場所でしかないと言うことを、もっと自覚すべきだ。
自己満足なんだから、その満足を他人に期待してはいけない。当然だ。
そんな事も知らず、もしくは忘れて、評価の高い、星数やレビューの多い作品と比較して嘆くなんて、ある意味本末転倒も良いところだ。
そもそも見て貰う為に何をしたんだ?PRしまくったか?友達とか知り合いに見てもらう様にアピールしたか?Twitterは?Facebookは?後なんだ……その他のSNSは?
やれるだけやった?本当に?もう手段は残ってないか?
早々に嘆くやつに限って、すぐに根をあげるんだ。よほど簡単に楽して有名になれると勘違いしていたんだろう。
通常の会社で行う営業だって、新規で訪問した会社から芽吹くのは半年後だと言われている。勿論“運よく”早い段階で芽吹くやつもいるが、そんなのは稀だ。
小説を始めて投稿して、一話目から話題集中。いいね、理想的だ。
しかし現実にはそんな事等、稀中の稀。ちょー稀だ。諦めろ。
俺達、そしてお前達に出来る事なんて、愚直に、黙々と作品を書くだけだ。
そうしていれば、ひょっとしたら日の目を見る事が出来るかもな。
世の中そんなに甘くないんだ。甘えるな。
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