第3章 まいっちんぐ☆マッチング 第8話 私自身が筋肉になるんだ
あれは、、12月の事だった。
私は社での功績が認められ、御褒美としてグアム研修に参加できることになった。
研修とは名ばかりのただの観光旅行だから、当然ビーチで泳いだりする。
無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理ッ!!!
ダメ!ムリ!こんなガリガリで行けないッ!!
、、、、、、、、
私は普段、服を着ている。
上半身も下半身もだ。
おもむろに脱いだりもしない。
当然だ。
私は人前で服を脱ぐことなんて滅多にない。
皆とビーチに行くことも今後ないだろう。
つまり、、私の即身仏ボディを皆に一度見せたら、そのイメージを挽回するチャンスなど未来永劫無く、【AGSY!】※あいつガリガリ過ぎてヤバイ!となるのは目に見えている。
しかも参加者が、女性13人男性2人→合計15人
ってなんでだッ??
ありがたぁい、、迷惑だよ!!!
、、、、、、、、
グアム研修参加の告知が12月初旬。
グアム研修が2月中旬。
およそ、2ヶ月半。
つまり、ヤルしかねえってコトだ、、!!
出来れば、、ヤりたく無かったが仕方ない、!
そうだ、、わかるな??
いいから筋トレだッ!!
私自身が筋肉になるんだ!!
アブゥーッ!!!
、、、、、、、
、、、、、、、
そして、2ヶ月経った。
私は、寝食の時以外は総ての時間を駆使して己の筋肉と向き合った。
、、筋肉は、それに応えてくれた、!!
いやぁ、、やればやっただけ結果が出るコトなんて、大人になってからは筋トレくらいなものかもしれない、。
一時は引き締まり過ぎてさらに身体を小さくしてしまいどうなるコトかと思ったが、、。
やはり、プロテインの導入は成功だった。
次第に肉がつき、筋肉はその輪郭を際立たせ、細マッチョの3割減くらいの身体つきにはなってきた、!
あと2週間!ラストスパートだ!
、、、という時に、事件は起こった。
プロテインが切れたのだ。
私は、仕事帰りにムーと待ち合わせをし、家まで送る途中にプロテインを買う為にドンキホーテに寄りたい旨を伝えた。
ムー『嫌。』
私『、、いや、お願い、ちょっと寄るだけだから』
ムー『嫌。』
私の家の周りは道が暗く、ムーが怖がるのでいつも時間を合わせて一緒に帰っていたのだが、
私『、、1人で行って来ても良いのだけど、、ムー1人で家に帰れない、、よね、?』
ムー『無理。』
私『、、じゃ、ドンキホーテ行こう、、ね?』
私は常々、こういった場面がめんどいので私にまつわる用事はどんな些細なコトでも私1人の時に済ませるコトにしていた。
しかし、、もう、、なんなのだろう、この状況は、、。
たかだか往復200メートル足らずの寄り道をするのにこんなにも気を遣う関係ってなんなのだろうか、?
ムー『、、、わかった、わかったわよ、!どうせ私が悪いんでしょうッ??』
と、言いながら渋々々々、私の買い物に同行する意思をムーがみせたので、ドンキホーテへと向かうことになったのだが、、
驚愕の事態に私は目を見開いた、。
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