第26話 読書日記? 幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。 ②

 前半が面白かったので後半に期待したのだが、おいら飛ばし読みしてしまったよ。なんかかったるいんだ。なんでだろう? おいらが食事したばっかりで脳に血液がいかなかったからかな。

 冗談はさておき、原因は会話文の長さにあると思う。一会話文の中で段落落ちするくらい長いんだ。いくら会話文の方が読みやすいと言ってもこれだけ長い会話文が続くと飽きるし、だれる。なんでかなと考えるに、作者は文章の水増しを考えていたのではないかと推測する。違ったらごめんなさいね。でも総文字数七万字でしょ。カクヨムWeb小説コンテストの最低文字数は十万字。もし、この小説が十万字超えていたらこれが大賞だったんじゃないかって邪推するね。またまた違ったらごめんなさい。


 どうせ、文字を水増ししたいんだったら、『俺』の派手な恋愛話をもっと伸ばしたらよかったと思う。この小説は登場人物が少ないから少しアクセントになってよかったんじゃないかなーって思うのはおいらだけか。


(ここより、ネタバレあり。)


 最終話でいきなり語り手が自動販売機の精になっちゃうのはいただけない。おいら混乱してしまったよ。それにさあ、人間になっちゃって結婚して子供ができちゃったんでしょう。戸籍は? 住民票は? 保険証は? って考えちゃうのは余計なお世話かな。


 まあ、なんにしてもおいらの前回の予測が外れて、ハッピーエンドになったんでよかったよ。末長くお幸せに。


 これが本になったらどれくらい売れるのだろう。損益分岐点は何冊なんだろう。初回刷り部数はいくつなんだろ。じっくり観察してみよう。

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