交通事故


この前交通事故に遭いまして 私はただ後ろで見ているだけでした


そうしてもらったプレゼント ブランド物のクッキー入った小包


別に迷惑なんかかけてないよ それよりもあなたのことを心配して下さい


気を使って上げたことが 気を使われたとわかってしまった


そうして始まる悲しみのすれ違い


苦しみなんてさ ぎこちない言葉の影で絡みあう


スパゲッティのように コンセントのように


これは恋愛ドラマだね 愛がなく悲しみしかないが


でも、覚えているよ 優しい人なんだね 私が一番出会った事故で温かかったから


車と車はいつかぶつかる ぶつかったのは車だけだろうか……


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る