文字と音に関する一考察

物語はいつだって

やさしい文字で書かれていて

僕にはよめない


綴られたその、


余白を埋めないでください

わからないこと

いえないこと

できないことで続けていくから


余白を埋めないでください

つたわらないこと

あえないこと

できないことが繋いでいくから


余白を埋めないでください

そこに唄が流れるように

きかない者さえ

きこえる旋律


やさしい音が

やさしくない僕にもきける

気がするから

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