夜の帳（とばり）が下りた　新宿の街

小さく瞬（またた）く　摩天楼の灯り

「灯りの数は　人の想いの数」

それは　たしかキミからの受け売り

２４時間消えることのない　街の灯

でも　その存在に気づくのは夜の間だけ

いつもどこかにある　人の想い

でも　その存在はなかなか気づかれない

夜に息づく　たくさんの想い

浮かんでは消えていく　泡沫（うたかた）の存在

人気が疎（まば）らな　ＮＳビルの展望ルーム

ここに来ると　思うことはいつも同じ

あの灯りの１つは　ボクの想い

不器用なボクの　キミへの想い

「高いところにのぼるのは　何とかと煙だけ」

それも　たしかキミからの受け売り

ボクは　その「何とか」なのだろう

これまでも　そして　これからもずっと

ＲＡＹ

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