創世の夜




頬を撫でる冷たい風



わが身を照らす 月明り



見上げた空に願うのは


儚く拙い 御伽話




スラリと伸びる刀身に



曇り無き光が 地を照らす



眼下に眠る 愛憎の石碑



彼の地に落とした 血の涙





奪う事   護る事




其の一振りの重みは何ぞ



迷妄の世を覆う



此処から始める




創世の夜

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る