「時間さえ変え続けていれば、彼らが来てくれます」

「それは、困ります」

「この際、そうは言っていられないところではあるけれど時間をかけていればチャンスはあります」

「誰かに頼らざる負えないというのは、不本意ですがしかたがありません。倒すつもりでいきますよ！！」

　イリスは逃げの一手から攻撃に転ずる。

　足場が悪いとは言っても身軽に動けるのだから、着地点が限られる今の状況のは必ずしも機動力を活かせる環境ではない。

　それでも、意表を突くことを考えれば、悪くはない。

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