第1120話「相容れないはず」
どちらにも嘘をついていない。
二つの勢力を取りまとめる上で偽りがあってはいけないのは、長期的にとどまる為には絶対条件であったからだ。
嘘というものはどれだけうまくついていようと必ず露見するものである。
しかし、つねに真実のみをくちにするのであればその限りではない。
反射的に口にする言葉が真実というのであれば、最早疑われるという致命的な状況は発生しないのだから信頼されるというメリットさえ生まれる。
裏を返せば、つねに嘘をつく人間というものは正しいことであったとしても時として信頼を得られず不遇を余儀なくされることさえある。
こればかりは境遇によるものが多いにかかわってくるため、意図して帰ることは難しい。
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