第989話「止まること無き憎しみ」
この空間すべてに自分の血が流れているかのように感じられるほど、隅々まで神経が研ぎ澄まされる。
黒いオーラがウィルスのように侵食し常に痛みのようにじわじわ、ひしひし、ちくちくとさまざまな苦痛を与えてくる。
感覚としてもっとも精神に影響をもたらすのは痛みだ。
それをシステムとして身体が覚えるのだから、これはすなわち危険だということであり放置などできようはずもない。
同じ世界にいるからこそ、純粋にその本質が分かってくる。
ことばではいい表すことが不可能な憎しみが、怒りが、そして、悲しみが遅いかかる。
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