第968話「み、見える……」
「み、見える……」
「どこに、いるかわかりましたの?」
「ディアナッ!!! 今すぐここから逃げないとっ!!」
ルナは自分の今の身体では太刀打ちできないことを、知った。
あのまがまがしい力は、本来のルナの力には並ぶほどではなくともそれに迫るやもしれない。
対して、ディアナは戦闘においては現在のルナをはるかに凌駕するが、やはりルナ本来の能力には遠く及ばない。
二人で、かかれば何らかの痛手を負わせることこそできようとも、命を奪うことなどできはしない。
対して、その代償は二人の死かよくてどちらかが辛うじて生き延びるだけである。
それほど明白な未来が想像に難くない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます