第957話「恐怖、畏怖、尊敬」
誰かに見られている感覚が二人の足を強制的に止める。
そこには魔力だとかマナだとか超自然的な力は干渉しない。
何もないからこそ、一定の知能を持つ者には恐怖、畏怖、尊敬など束縛させる形で具現化させられる。
ディアナは恐怖した。
ルナは尊敬の念を抱いた。
必ずしも二人よりも優れた能力があるわけではないが、そこに至るまでのプロセスを二人は感じ取り様々な感情が湧き出す形となったのだ。
「一途な願い……それも村を守る……その意志の前では」
「ボク……じゃない、ボクはそれができなかった。それを刺激されるなんてね。おもしろい……やっぱり人間は面白いよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます