第577話「風船のようなもの」
満足に休めるとは到底思えないが、如何せん進めるような状況ではない。
今できることは襲撃に備えつつ英気を養う事だけである。
俺だって考えるのやめて楽になりたい。
「ユイナ、結界をこの場所に固定、後は俺が維持する」
「お願いするね」
幾度もユイナの力を借りて戦ってきたからこそ、何ができて何ができない事なのか大凡わかる。
結界の維持を代わりに行うというのは風船の空気を入れる役を代わるようなもので、タイミングを間違えばそのまま風船の空気は抜けてなくなり、入れ過ぎれば割れてしまう。
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