第119話「暗殺ギルドの存在」
忍装束に身を包んだ少女は告げる。
「あなた達は今や注目を浴びつつあります。気を付けてください。あなた達を狙っていた者達は暗殺専門のギルドでその構成員から組織の名前まで不明です。先程記憶を読みましたが、重要な部分は読めないように脳そのものが破壊されていました。私の力を知っていたのか、あらゆる状況を想定してのことなのかわかりませんが組織としては隙はありません。くれぐれも気を付けてください」
「その言葉、素直に聞いておくとするよ。それでこれからどうするんだ?」
「私はいったん戻ります。あなた達のことは概ね理解したつもりです。また会う日を楽しみにしています」
「そうか、世話になったな」
「いえ」
「じゃあな」
「また、会いましょう」
そういうと、音も立てることなく出ていった。
敵に回したくはないが、その可能性もある。
切り替えていかないといけない。
必ずしも自分達の思うようにはいかない、これからどう流れていくかはまだ誰もわからないのだから。
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