だってほら!受験生じゃん?②







く、来るの……!?









少し動揺しながら「いいよ」と返事を返した。









拓也は勉強がよく出来たので志望校も有名なところだった。









きっと、集中できる場所探してたんだね。









そう思ってドキドキする自分を抑えつけた。








まあ、フードコートに来ても勉強するわけだから、別々のテーブルで「あ、来てるな。」ぐらいのものだろうと思っていた。










少し経った後、フードコートに拓也が現れた。









すぐにあたしを見つけて、手を振った。









あたしも手を振り返した。










いい席見つかるかな……。










そう思って少し周りを見渡してもう一度拓也を見ると、こっちの席に向かってきた。









……ん!?なんで?










混乱してるあたしを差し置いて、拓也はさっとあたしの前に座ってニヤっとして言った。










「やっほー!」



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