あなたに恋をした日②







あたしは赤くなりながらも、なんとか自己紹介を終えて前から二番目の席についた。







自己紹介も終盤になったとき、

君が前に立った。






「星が好きで、


天体観測が趣味です。」









へぇ……。







それが拓也っていう子に対するあたしの第一印象だった。







でも、あたしも星や星空が好きだったから








なんだかドキッとしていた。









あたしの学校は男子がとても少なかったから、女子の間ではまさに「早い者勝ち」状態だった。








でもそんなドロドロの戦いじゃなくて







そういう噂はすぐに広まった。








そう それは自己紹介から少し日が経ち

暑くなってきた日のこと……






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