06_花のある人

「××君おはよう」


朝、偶然片想いの子と一緒になった。


幸せな気分も束の間、僕は彼女の異変に気づく。


言おうか言うまいか迷ったが、僕はそれを伝えた。


頭に花が咲いてるよ、と。


すると彼女は、花が咲いたような笑顔で、僕に言った。


「実は私、こっちが本体なの。皆には絶対ナイショだよ」

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