さあ、約束を果たしに行こう。
朝もやが立ち込める時間。塩の満ち干きはかくも穏やかで、凪いでいる。空を飛ぶ海鳥は鮮やかな青を切り裂いて遠くへ行った。
真っ先にヴィンセントの目に入ったのは、そんな静かな光景だった。己の左手は投げ出され、やってくる波にさらされている。濡れて、風が吹き、手を乾かして、また濡れての繰り返し。おそらくそれが、彼の意識を覚醒させたのだろう。海水が冷たくて、気持ちがよかった。
鼻をかすめていく鉄臭さ。生臭く、なにかが焦げたような腐ったような、吐き気を催すような匂いがあたりに立ち込めていた。空気が悪いといえばいいのか、呼吸するたびに嫌な匂いが、ヴィンセントの肺を満たしていく。
「あれ、なんでオレ……」
かすれた声が、ヴィンセントの口からこぼれ出た。仰向けで転がっていた体を無理矢理に起こして、呆然とおしてくる波を眺める。起きる際、体の表面からパリパリと割れるような音が響いた。
なんでオレは、浜辺なんかに寝てるんだ?
かすみがかかったように、頭の奥底がぼやけている。ヴィンセントはひとつひとつ順番に、昨晩のことを思い出していった。
焦げ臭さで目覚めて外に出てみると、町全体に火が回っていた。町の中には何故か邪赤眼がいて、ヴィンセントのことを殺そうと剣を振り上げてきたのは覚えている。そこから必死に逃げて、逃げて……。
怒涛のように昨晩のことが脳裏を駆ける。
紅、朱、赤。
人から飛び出す鮮血を浴びながら、二振りの剣を振り回して幾人もの首を落として、腕を落として、胴を落として。命を、散らした。
この手で、ヴィンセント自身の手で、町の人達の命を散らしたのだ。
まだ少し湿っている左手を、ぎゅっと握り締める。ぷつりと、音がなった。爪が皮膚を破ったらしい。痛みはなかった。感覚もなかった。
立ち上がり、ふらつく体を支える。目の前に広がるのは雄大なる海と、壮大なる空。では今、ヴィンセントの背後に広がっているものは?
震える呼吸を押し込めて、湧き上がる恐怖を抑えこんで、彼は振り返った。
無残な光景だった。
悲惨な光景だった。
残酷な光景だった。
虚無と虚空を連れてくる光景だった。
だけど不思議と、ヴィンセントの心の中に湧くものはなにもなかった。
虚無や虚空すら、訪れなかった。
流れでた命で湿った砂浜を、ザクザクと歩いて行く。歩く度に巻き上がるのは、生理的不快感を催す匂い。死の匂い。ヴィンセントはあえて深呼吸をする。体いっぱいに『死』を詰めるために。ギュウギュウと押し込めるために呼吸をする。
「なんで……っ」
押し込めた死が、喉元で詰まる。言葉が、声が、気持ちが、吐き出せない。
切れた左手からは血液が流れ、真っ黒になった砂浜に一滴一滴こぼれ落ちていく。
「なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!!!!」
喉の奥から絞り出すような大声は、青空に向かって吸い込まれていった。吸い込まれて、消えた。悲痛なその声を聞いた生者は誰一人としていない。苦痛な声を聞いた聖者も、いなかった。
「なんでオレだけ生きてるんだ、なんでオレだけ! 殺したオレが、みんなを殺したオレだけが!! 1人で生きていたって仕方ないじゃないか、独りで生きてもしょうがないじゃないか。なんでオレだけなんだよ、なんでなんでなんで……っ!」
まるで誰かが描いた戯曲のようだ。ヴィンセントの言葉は、最初から用意されていたセリフのように安っぽく意味を成さない疑問ばかりで。
命を吸った砂浜をなんでなんでと歩きまわる。誰か1人でもいい。たった1人でもいいから、生きている人はいないかと。鼓動を刻んでいる人はいないのかと探しまわる。独りは、耐え切れない。
「なんで子供を見捨てたオレが、なんでこのオレが生きてるんだよ。なんでオレだけ! 他にも生きているべきだった人はたくさんいたはずなのに、なんで!」
応えるものはいない。それはそうだ。この浜辺で動けるのは、ヴィンセント独りだけなのだから。
遂に彼の足は止まった。成人前の長く長い編み込まれた髪が、呼応するかのように毛先を小さく揺らす。細かく小さく揺れ動くさまは、まさにヴィンセントの心情そのままだ。
脳裏に浮かぶのは、白髪と赤い目を持った若い男。
「さあ、私がお前に魔法をかけてやろう」
彼がかけた魔法がこの状況を生み出したというのであれば、なんと邪悪で粗悪な魔法だろう。生み出すものが絶望と死だけだとは。趣味が悪いにも程がある。
右手に押し寄せる青い海。左手に命で染まった赤い岸。
力が入らない右手に、爪が食い込んでいる左手。
「なんで、生きてるんだろ……」
ポツリとつぶやかれた言葉を、拾ってくれるものは誰も、いない。
――否、1人だけいた。
気の抜けた拍手の音が一面に響く。それは形だけのもの。つまらないショーを見たあとの、飽き飽きした気持ちが現れているかのような音だった。
「なかなかにつまらない見世物をありがとう。ありきたりなセリフばかりで、興味がわかなかった」
声は男のものだった。たった今、思い浮かべていた男の声だった。
ヴィンセントは緩慢な動作で声の方を見た。赤の中にぽつんと浮かぶ男の白髪はとても目立っており、嫌でもそちらに目が向く。
「だがまあ、ここまで綺麗に掃除してくれたことに関しては評価しよう。お前の剣の腕だけは、評価してもいい」
歪む口元。細くなる目元。顔全体で男は笑う。ニタッとネバつくような笑顔を浮かべて、笑うように笑っていた。ヴィンセントはただただ無感動に、彼のことを見つめていた。
白髪、赤目。恐ろしいほどに整った見目。ヴィンセントに、魔法をかけたあの男。ああ、オレはコイツを知っている。ヴィンセントは思った。演舞の曲で歌われていた邪王の容姿そのままなのだ、この男は。
白髪、赤目。恐ろしいほどに整った見目。人を小馬鹿にするような尊大な態度と、己こそを唯一だと信じて疑わない絶対の自信をまとった立ち姿。歌の歌詞を体現したかのような、男だった。
「だが、私は掃除をしろといったはずだ。何故ここまで血で汚れている? せっかくの砂浜がもったいない」
「なあ、アンタさ」
男のセリフを遮り、ぽつりとヴィンセントが口を開く。それに対して男は気分を悪くした風もなく軽く返事を返した。潮風が死臭を乗せて何処かに飛んでいく。
「オレに、一体、なにをした?」
男はニヤリと笑うだけ。
笑うように笑うだけ。
ヴィンセントの中に湧き上がるのは怒りとも憎悪ともとれる、黒くどろどろと蠢き立つ嫌な感情。血液が煮え立ち熱い息がのぼり、頭がぼーっとしてうまく考えられない。ほぼ無意識のうちに、ヴィンセントの両手がふた振りの剣を掴んだ。
「面白い『余興』だっただろう」
なにかが、ぶち切られる音がした。
砂浜を思い切り駆け出す。地面に横たわる人を避け、地面を覆う赤を踏みしめ男に向かって走りだす。たった数歩程度の距離なのだろうが、ヴィンセントには嫌に長く感じられた。永久とも思えるほどに、長く感じた。
「ほう、お前も二刀流か。荒々しい剣の使い方も、見るのは久方ぶりだな。やはり根源が同じ故にここまで似かよるのだろう」
「ごちゃごちゃうるせぇんだよ!」
相手の懐に飛び込んで、喉を狙って一突き。剣を抜く反動を利用して首を一閃。しっかりとした手応えを感じた。殺った、確実にやった。燃え上がった激情はなりを潜め、あとに残ったのは空虚な脱力感。短く小さく、張り詰めていた緊張を吐き出す。それと同時に、左手が、ズキズキと、痛み出す。
「ああ、そういや切ってたんだっけ」
つぶやかれた言葉は、空っぽで。剣を鞘に戻して、ぼんやりと。
穏やかで凪いでいる波。空には雲一つなく、真っ青で澄み切った色が広がっている。ヴィンセントの気持ちとは真逆だ。
ざぶんと、一際大きな波が砕けた。
「まさか反応が遅れるとは思わなんだ。剣技だけ取れば、以前の姿以上だな」
聞こえた声に、ヴィンセントの肩が大きく揺れた。確かに手応えがあったのに。確かに首を断ち切ったのに。
ゆるゆると目線を上げると、白髪の男が堂々と、悠々と、そこに立っていた。ヴィンセントと目が合った。男は広角を持ち上げて優雅に笑ってみせる。
「ん? なんだその顔は。私が生きていることがそんなに不満か」
いつの間にか睨んでいたのかもしれない。ヴィンセントの顔を見た男がおかしそうに尋ねてきた。 ヴィンセントは答えない。口も開かず、唇を噛み締めて手を握りしめて。呼吸すらも止めて、ただただ鋭く男を見る。
「当たり前だろう、飼い犬は飼い主に噛みつけない。逆らえば罰がくると理解しているからだ。馬鹿犬でなければ――いや、馬鹿だとしても行われた躾が本能に染み付いている。私には逆らえまい」
「なんの話してんだ、アンタ」
「お前が私を殺せなかった理由だ。主人に逆らえばどうなるか分かるのだろうよ」
もう一度体全体に力を入れ、柄に手をかける。鞘から引き抜こうとした。が、それは敵わなかった。ヴィンセントが気づいたときにはもう、男に拘束されていて動けなかったのだ。
背後に男。腕をひとつにまとめあげられ、膝をついたヴィンセントの背中を動かないようになのか、思い切り踏みつけられている。男がいつ動いたのか、それすらわからなかった。
「主人に逆らえばどうなるか、分かるな?」
耳元に絡みつくような男の声に、背筋が一気に凍りついた。思考が停止する。考えられない。まるで無理やり異物を挟まれたかのように、歯車が回らなくなる。
「お使いをうまくできた褒美として、なんでもひとつ、応えてやろう。好きに願え」
何故殺した。何故この街を襲った。何故自分を選んだ。問いたいことが浮かんでは沈んで、反復しては落ちていく。やっとの思いで吐き出した言葉は、考えていたことと全く違うことだった。
「アンタは、なんなんだ。なにがしたい」
「ふむ……。ふたつ聞いているが、まあいいだろう。混乱しているであろうに正しい問いを導けた褒美だ」
こほん、と男は咳払いをした。
辺りに漂っていたはずの血の匂いは、もうない。ない、というよりは感じなくなったという方が正しいのだろう。鼻が完全に、麻痺してしまったようだ。
「まず、私が何者なのか。私自身の名を、お前なぞに教えるつもりは毛頭ない。故に、あちこちで呼ばれているアダ名のようなものを教えてやろう。
邪王だ。私は、邪王と呼ばれている存在だ」
くつくつと、男――邪王は喉を鳴らして笑った。
「次になにがしたいか、だな。以前失敗したことをやり遂げたいと思っている。否、やり遂げる。今回のはそのための下準備だ。お前はよく働いてくれた、感謝しているよ」
ぎりっと噛み締めた唇から血の味がする。慌てて口元の力を抜くが、口の端からは血液が滴り流れてきた。
まとめられた両腕が、段々としびれてきた。気のせいか、足先も冷えてきた気もする。下を見ればすっかり乾いて砂と混じった町の人々の血液。めまいがしそうだ。
「さて、私はもう行く。玩具としてはいい出来だった、勇者様よ」
ふっと、背中に乗っていた重さが綺麗サッパリなくなった。それと同時に腕が開放され楽になる。恐る恐る立ち上がり、ぐるっと辺りを見回すが辺りにあるのは青と赤ばかり。邪王の白髪はどこにも見つからない。
口から流れ出ていた血を服の袖で拭い、わずかに鉄臭くなった唾液を吐き出す。悪臭を放つこの感情も一緒に、吐き出せたらどれだけいいか。
鞘に入ったままだった剣を取り出す。刃の部分が陽光を受けキラリと輝いた。白銀の鮮やかな色が、ヴィンセントの瞳を貫く。眩しさに一瞬目を瞑るものの、彼はまっすぐに。その白銀を見つめ返した。
そこに映っていたのは見慣れた青空の瞳ではなく、どす黒く、赤黒く汚れた目。まさに邪悪で汚れた邪王の眷属と同じ色をするものであった。
「オレが邪赤眼とか……。笑えねぇよ」
乾いた声が通って行く。今度こそ本当にその声に反応するものはいなくなったのだ。
おもむろにヴィンセントは、その刃を、自身の喉元につきつけた。剣先が肌に当たる。冷たく鋭く心地いい感覚。大きく息を吐きだして、きつくきつく目をつぶって、それから腕に力を込めて勢いをつけて喉に押しこむ!
――が、ヴィンセントの意識が途切れることはなかった。それよか、痛みもなにかが押し込まれた息苦しさもなにも感じない。もしや死んだのかと思うほど、なにも感じ取れない。
恐る恐る目を開けば、そこに広がる景色はなにひとつとして変わっていなかった。首に突き刺さった剣もそのままに、呆然と、立ち尽くす。
「勝手に死ぬことも、玩具には許されないってか」
呆然とした。
愕然とした。
悄然とした。
そしてなにより、絶望した。
オレは友と、家族と、仲間たちを手に掛けたにもかかわらず邪王とか名乗るトチ狂った男にかけられたまじないのせいで死ぬことも敵を討つことも敵わずに、のうのうと生きて行かなければならないのか、と。
死にたくても死ねない。
生きたくないのに生きなければならない。
何故自分なのだと、なにかを無性に呪いたくて仕方がなかった。
だけど、なにを呪えばいいのかわからなかった。
喉から剣先を引き抜く。鮮血が噴き出ることもない。痛みを感じることもない。出てきたのは、穢れなき純粋な輝きを放つ刀身だけだ。鞘に入ったままのもう一振りはおそらく、今のヴィンセントの目と同じ色をしているのだろう。
ふと、横を見る。そこにあった死体は、演舞で熱心にヴィンセントの指導をしてくれていた先生だった。片腕と、下半身がない。腹からは、引きちぎられた臓物が見え隠れしている。
ふと、後ろを見る。そこにあった死体は、朝子どもたちにお伽話をきかせていた女性。右手と左足が繋がっていない。スパっと切れた骨の断面図が、作り物めいていた。
ふと、前を見る。そこに死体はなかった。ただどこまでも広がっていく海が、無情なほどいつもどおりの海が広がっていた。
一歩足を踏み出してみる。ばしゃんと水音が響いた。靴の中に海水が染みこんで来て気持ち悪い。ヴィンセントは足を上げ、靴を脱ぎ捨てた。ざぶざぶと派手な音を立てながら、前へ前へ、深く深く進んでいく。服に血液が染み込んでいたのか、水に触れる度に紅い筋が水面に浮かんでは馴染んで消えていく。一歩進む度にふわっと浮かび、波が来る度にかき消され。
「下準備、邪王、やり遂げたいこと……」
一言つぶやき、一歩前へ。無理矢理に動かして考えを一歩前へ。軋む関節、震える手足。ずっと動いていなかった思考回路をフルに回して必死になって情報をつなげる。
「歌曲やお伽話だと、邪王の目的はすべての統一支配。それの下準備って一体なんだ……?」
物語の中では既に、邪王の目的は果たされる寸前であったために下準備の話などは出てきていない。ならば今のヴィンセントには分かるはずも、見当をつけることすらできるわけがない。
波が流れて気を抜けば足元を取られそうだ。砂の中に素足をうずめて、しっかりと立つ。指先に、貝殻の破片があたった。
「いや、いっそ下準備のことなんかどうでもいい」
どうやって邪王に復讐をするか、だ。それが今最も重要なことであり、ヴィンセントが自分に与えた生きていても構わない理由だ。それを全うすることを考えなければならない。
語り継がれている物語によれば、勇者が邪王に対抗した際用いた宝具と宝玉がある。陰影の剣と陽光の剣。そこにはまる藍玉、翠玉、紅玉、黄玉、黒玉、蒼玉の6つの宝玉。
唯一邪王に対抗できる力を内に秘めており、邪悪なるその力を持ってしても破壊ができない。傷つけることも敵わなかったという。
もし。もしだ。その宝が現代にまで残っており、この世界の何処かに隠されているとしたら。それを全て集め、邪王に対抗できる力を制御できたとしたならば。
「アイツの首を、落としてやれる」
もちろんすべて希望的観測であるし、どこにあるかも分からない夢物語ではある。実際に現代にまで残っている保証はないし、それを手に入れられる確証もない。さらには全部集めるまでにどれほどの時間がかかるのか予測すら不可能だ。
でも。それでも。全く手がかりがない、というわけではない。
お伽話の中で出てくる幾つもの目立った地形。幾つもの目立った特徴。幾つもの目立った弱点。それは十分手がかりになる。全くの零からスタートを切るわけではないのだ。手元にはヒントがたくさんある。見つけようと思えばいくらでも、いくらでも、いくらでも物語から情報を得られるであろう。
「ま、それもどこまで正しいか分からねぇけど」
零よりも、プラスから始まることに違いはない。
ヴィンセントは一歩足を踏み出した。足裏を鋭いなにかが突き破る。
痛い。
当たり前だ。だって彼は、生きている。生きているのだ。他の住人とは違う。生きているのだから。
「絶対やり遂げる。宝剣も宝玉も見つけ出して手に入れて、邪王の首を落としてやる。だから、だからもしそれらが全部終わったらさ……」
小さく小さく、ヴィンセントの口元が動く。声は聞こえない。聞こえなくていいのだろう。誰にも届かなくていい言葉。それは自分に対する小さな、だが絶対的な約束。
きつくきつく目を閉じる。世界からなにもかもなくなるこの瞬間が、たまらなく愛しく思える。どんな存在も一瞬に消え去るこの瞬間が。
眼を開こう。開いて、自分がやったことをしっかりと見てやらなければ。そして受け入れ認め、憎まなければ。自分自身を憎まなければ。
開かれたヴィンセントの瞳は、空よりも海よりも澄み切った穢れなき青に染まっていた。
風に乗ってどこからか薄紅の花弁が飛んできた。桜だ。桜の花びら。その美しく淡い花は水面に落ち、波紋を広げて波に飲まれて消え去った。
さあ、約束を果たしに行こう。
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