理想を言うのは簡単だけど・・

次男のチームは


一言で言うと


上手な子だけが出て

試合に勝てばいい

そして俺(監督)の息子と

俺の気に入った子か気に入ったコーチの息子が

活躍すればそれでよし。最悪それで負けてもよし


まあそんなチーム


監督はキャプテンの父


監督とコーチがもめる

監督への母達の不振感

監督夫人と母達もうまくいかない


こどもが素直に野球をしていたのが

1番の不思議なぐらい


なまじチームが強かったから

クラブチームとしては

やっぱり強いって歓迎されるし

監督は俺のおかげと鼻高々


でも

11人しかいない次男のチーム

練習試合ですら

補欠扱いの2人が出られなくて


このことで

4年生ぐらいから卒団まで

もめ続けて

解決までいかなかった


子どもに寄り添ってどうするべきか

子ども達にとってどうすることが1番いいのか

親の気持ち

試合に勝つということ


人によって考え方が違ったし

話合う場もなかなか持てず

相手にこちらの言葉があまりに通じないことに

あきらめて

怒って

どうにかしようとして

そんなことの繰り返し


こんなチームは日本中にきっと

たくさんあるんだろうなと思います


少年野球そのものが

こうあるべきっていう

指針がなくて

指導者の考え方一つで

全然変わるし

指導者もチームによっては

うちみたいに普通の親父ばかりだし


親父がいけないとかでなくて

監督なんて立場になったとたん


勘違いする人もいるってことですね


もちろん

いろんなチームの監督さんを見てきましたが

怒鳴るわ、踏ん反りがえるわ

どんだけあんたえらいんだよっていう監督もいれば


気持ちのいい声かけを選手にする

あれこれ口出ししない

前向きな言葉を使う

「こんな監督がいい~」

試合帰りの応援号で母達が羨ましがるチームもあったり


私の個人的な考えはやっぱり

子どもを指導する以上

教職免許ではないけど

コーチ免許みたいなのがあって

ある程度の講習を受けないと出来ないようにして欲しい


我が子を育てるのと違って

多くの子ども達を指導するのって

その子ども達の成長を手助けして

伸ばしていけるようにちゃんと責任を負う

その覚悟をちゃんと持ってして欲しい


そんな理想を言うのは簡単なんですよね

母としての立場と

チームの子達のことを考える立場で

私もゆれゆれのぶれぶれでしたから

情けないったらないです


今でも

次男のチームを思い出すと

楽しかった思い出と

苦々しい思い出の両方が

ドーンと押し寄せます







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