いきなりいじめ問題

雨でもやるんだとびっくりした日

野球チームのママさんから電話をいただく

息子が入る前から

ちょっとした問題が起こってたらしく

「ちゃんと言っておいたほうがいいかと思って・・」


入る前に知っときたかった気がしましたが

しかたありません


聞けば

監督の息子がキャプテンしてるんだけど

ちょっとえらそうにしていたのが

5年生になった頃から

その態度が気に入らないと

逆にいじめの対象になってたのが

発覚


健全な精神を育てるためのスポーツ

伸び伸びと野球を楽しんでるイメージでしたが


子どもが集まればなんだかんだ起きるんです

少年野球だって例外じゃないってことですね

ちなみに

息子が通っていたサッカー教室は

いろいろな小学校から来てたこともあったし

時間も週に1回1時間

ケンカするほど仲良しにまではなれませんでした


個人的には

小学校までにケンカはしてほしい

いろいろもめてほしい

痛い思いもしてほしい

いじめることもあれば

悔しいこともある

経験してほしい

親があげられない経験


幼稚園のころから先生には

「ケンカは余程じゃない限りとめないでください」

そうお願いしてきました。

病気も人づき合いも

いろいろ経験しなくっちゃ免疫がつきません


野球チームは全員同じ小学校

1年生からやってる子もいるし

何より土日の練習は

朝の9時から午後の3~4時まで練習時間も長く

子ども達同士

密密に一緒です


そりゃ、いろいろあるでしょう


長女の時にさんざんクラスの揉め事に付き合わされてきたので

びっくりはしませんでした


とりあえず親としては

息子は関係ないことに

ほっとしました

ほっとしてから

キャプテン君の心配をしましたし

やり返した子達の気持ちも考えました


親って、どうしたって

まずは自分の子どもが最優先

ブッダじゃないので

かみさまでもないので

ただの人間ってこんなもの


電話があった日

再度コーチ・監督と子ども達が集合して

いじめ問題について話し合いがありました


近所の集会所で話し合い

親父達に囲まれて

粛々とする子ども達が目に浮かぶようでした

本心で反省したかは不明ですけどね

5年生なんてそんなもんです

多分息子は

(俺・・関係ないのに)

緊張した空気にびびってたと思います

でも、クラスが一緒の友達もいたし

他人事ではないですから


このいじめ問題

子ども達的には解決方向へ


根が深かったのは

むしろ母親達だと

後に知ることになります


少年野球って

親の世界

結構どろりんちょもの

いや子どもの世界に関わる度合いが深いほど

いろんな感情の総売り出し状態


我が子がからむと

モンペまでにはいかなくても

そこそこおかしくなります








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