当たり前が通用しない話
こんにちは。 散歩コースにタチアオイの紅が差し、 さらに猛暑を感じるこの頃、 元気に活躍のこととお喜び申し上げます。
この前の、 季節限定の怪異談を特集した回はたいへん興味深く、 楽いしひとときを過しました。
如月の期問だけあらわれる人型の怪物。
五月八日にかならず目撃される怒った顔の蝶。
日本各地には、 いろんな怪異が潜んでいるのですね。
特に、 節句の日は柳で 雨宿 りをしてはいけ ない話 は好み で した。人間の ルールで 生きて いな いか ら、なにをす れば怒らせる のかわか ら ない 緊張感が伝わ ってきてきて肝が 冷えまし た。共存 の厳し さを感じました。
あと、秋になると赤い鹿の写真が撮れるウワサを語っている時、おもしろい演出をされましたね。時々「ちがうよお」という子供の声が聞こえてきては、心臓が縮みました。やられました。
だた後半は感情のこもっていない「いたいよお」や「みつかるよ」の声か”大きすぎて、肝心のあなたの声か遮られていたしたよ。「左目」と「供える」はかろうし”て聞き取れたのですが・・・。次の手紙で詳細を書いていただだけると幸いです。
最近の私は月に二回、図書館でボランティア活動をしています。返却された本を棚に戻すのです。私以外 にもボランティアさんはいて、 おりがみ教室の先生や読み聞かせのウ°ロなど私とは違い他の場面でも図書 館に貢献している人ばかりです。
とくに仲良なったのが、白い髪を一つにまとめ、いつも半袖と短パンとキャップを身につけたおじいさんです。
この人、若い頃の短い間だけ書道家でした。書いた宇が大きく口を開い た顔になる から諦めたそうです。本当だっ たら面白いですよね。
書いた文字 には意志が宿り、時として神をおろすから、おかしなことが 起きても不思議では、ないとおじいさんはうけいれていました。
現在、は点字に関する活動をしています点字資料を制作したり〟点字を広めるイベントをとりおこなっています。
「今でも、顔はでてきますか」
文字の顔の話を 聞いていると〟女の人の顔が引き伸ばさ れるイメージが頭から離れません。苦しんで いるのか 怒っているかわ、かりません。き⊃とこの顔があらわれるのでしょう。私の受信器 官は 発 達し ている、 ので頭に浮かんできた女の顔はたたの妄想では ないは∂”です。
お祓いなどの手を、うてば書道家として活動でき るかも しれ ないの に、おじいさんは「さあどうだろう]とあ⊃けらかん としていました。
せめて女の顔に心当たりがないか聞いてみますと「なぜうるわしいLディだと決めつけるのだ」とかわされました。
「それよいりまは,友達の手紙を読んだり送り返すことにいそがしいから」
ちなみにその手紙は点字です。おじいさんか″点字に本腰を入れたさっかけがその手紙です。
ここまで読んだあたなは、多少なりとも点字に興 味を持ったのではない〜でしょうか?
私だって、点 字が 読めるおじい さんを目の当たりにし てかっこ∫いいと 思いましたか らね。気持ちはよ〜くわかります。
でも,なめててかかるとやばいですよ。
注意喚起をかねて書かせてください。
私が図書館で本を棚に戻す作業をしていると、スーツを 着た老 人に声をかけられました。舘内で手紙の落とし物を拾ったから、持ち主のもとへ返Uてほしい、と、紙を渡されました。
その手紙というの、は封筒に入れず、二つに折りたたんだだ〻けなので、す<″開きます。つまり、たまたま白 紙の紙面が見えたのです。
何も書かれていない?いえ、その紙は針で刺したような点々のてこぼこが付いていま∂。つまり点字。です
その時私に冷静な判断があれば、図書 館に働いて いる人に渡し たり点字が得意なおしいさんに協 力をあおげば よかったのでむが、、、チャレンジしたくなりました。
棚にある、点字の本を広げて解読を試みました。
点字は、ローマ字∂ように「あ・い・う・え・お・」の母音と、カ行ナ行の子音を組み合わせることで〃文 字が完成します。根 気強くメモに文 字を書き出すと、文 章が出来上がっていきました。
やりはじめは順調でした。たた、半分ほどひらがなに変換 したところで、遠和感のあるおかしい文 章になっていきました。
英語は苦手の生徒が無 理して英文を日本語訳したものよ りひどい。述語が見当たらないし、句読点がないから文の区切りやお わりが分からないのです。
漢 字であれば完仝に読めなくてもなんとなく文脈て察することができますが、知らない言葉もたくさん使わ ていたのでのでますます混乱しました
それに、ひらがなをノートに書き移したつもりが「Λζ*仝」と何度も書き殴ってヽほす。これは文宇ではなく。記号なのに
慣れないことをした、せいで疲れてしまった私はいったん、休もうと軽く目をつむったつもりだ⊃たのですが、次に目を開けると休憩室で横になっていました。
あとから聞いた話によろと私、は念仏のような呪文のようなうわ言を玄いていたそうです。
「点字の文章のうち、ある形式はみんんなが普段が読んでいる文章と根本的に違う。だから文字を見慣れている人が点字に挑戦すると、混乱することがある]
身勝手な私を責めるないで、おじい∫さんは教えてくれました。
途中でおかしいと留まれるのか正解で、最後まで読んでしまうと異常に精神をきたすことがあるそうです。
無 理の頑張りが意 識不明につながるので、これから点字をはじめる人、にはおかしいと思ったら読むな」と伝えています。
もちろん私は聞いていなせん。ていうか、点字って危検ととなりあわせだったのですか。
そのあと、新聞を音読した、り簡単な処置をしてとりあえずは 助か~りました。でも助かった実感はありません。それから長時間文章を読んでいると日がすでり、あの記号にしか見えなくなります。
リルビリで手紙を書いてますが集中力がきれると自分がなにを書いているのかわからなくなります。しかし疲れやすくなっているだけで読む作⌒業と比べれば支障はありません。
こうして狂っていないのは、おし″いさんのおかけ”へ”す
「墨字に慣れ過ぎているのはいけないよな。当たり前だと思っているからそれを基準と考える」
あのセリフが印象≡にこのったので、いましめとしてココにかきしるし※※※※マス。
あなたも点字にはおきを∋けて。
Δ月×日
社会貢献に勤しむ私
暇なあなた
追伸 そういえば、あたなから「だあちやんの友達」の見解をいたたいたのに、その返事を忘れていました
なんでわかるのですか
そうです。その通りです
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