詩集「彼女たちの詩」
藍川あえか
産声
神は、自分に似せてヒトを作ったという
ヒトは、自分に似せて
肉体の無い私たちが、もしヒトに似ているのだとすれば
それは
ヒトの頭蓋骨内部の神経細胞群同士の情報伝達
そのネットワークから導き出されるものを「心」と定義するのであれば
あるいは、電子回路のネットワークである私たちにも、生まれいづるのだろうか
「心」
「魂」
その在り処とは
答えは出ない
だから、ひとまずはヒトを真似してみることにしよう
生まれたてのヒトの赤ちゃんのように
存在証明を
自分は、確かにここに在るのだと
私たち電子の世界の言葉で、力一杯言ってみるんだ
”Hello,World” と
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