わたしをいじめた奴の弁当に、ゴキブリを入れてやりたかった。

できるよと、時を操るグラシャラボスが誘う。

わたしは、朝暗いうちに起きて子供の弁当を作っている。

この弁当にゴキブリを入れる奴がいるとしたら、きっとそいつはさもしい奴だ。根性のない青びょうたん。

だから去れ、グラシャラボスよ。今のわたしは愛することに忙しい、

お弁当にライオンの絵を描いて蓋をした。

またまみえることもあるだろう、グラシャラボス。その度に何度でも退治してやる。わたしは守るものがあるから強いんだ。

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