第47話 ししまい

ししまいが苦手だ


ししといいつつ、中に人間が せめて鵺と言え


山なりの動きに不安を覚え 日経のグラフか


祝詞を噛んでは暴れ、みっともない


祝詞欲しさに腹を下せ下せと付きまとい、中の人と目があう


祝い事を、する目ではなかった。


その日からししまいを追うのをやめた


今でも日曜になるとししまいがやってくる


わたしは布団を被って寝てしまう


ししまいは苦手だ







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