第29話 嫁とマンガ

 まっ、こんな風に文字に起してちょいちょい書いていたり、小学生時は本の虫のごときだったのですが(しかしほぼ海外の王道は読まなかったという邪道派です)小学校高学年か中学生頃くらいから自分のお金が持てるようになってから、趣味趣向が結構おかしな方向にいってしまいました。

 まぁ、結果論ですよね。決して私の嗜好が開花したわけじゃ……ないと信じたいです。


 嬉しくってですねー。


 その頃というか幼稚園児くらいから繁華街付近をウロウロしていた関係もあり、書店と言えばココ! という本屋さんがあったんですよ。


 これであの書店の門をくぐれるぜ!ひゃほーい(……いや当時の私はひゃほーいなんて使わなかったな)とお金を握りしめ買いに行きましたよ!



 ……一番最初に買ったマンガは忘れちゃったけどね(இдஇ; )

 どこをどーしてそうなったかは、もはや思い出せないのですが、当時絶大なる人気を誇る「りぼん」にはいかないで、「ちゃお」か「なかよし」に走ったんですね。

 そしてですね、一足飛びのごとく「花とゆめ」の世界にひきこまれました。


 いまも謎です。


 一足飛びのきっかけが思い出せません。


 あるとすると、その頃聞いていた音楽が影響するかもしれません。古典派……いわゆる宮廷音楽に近いものを聴いておりまして、ものすごく中世の煌びやかな世界に憧れていたっていうのがあったのやも。

 で、そういうものが「花とゆめ」にあったんですよ。

 毒の伯爵というアレがですね。知ってる方いらっしゃるでしょうか?

 他にも確か気になる作品はあったと思いますが、「毒の伯爵」シリーズが特に印象的に心に残って、一直線に耽美世界へ堕ちていったのです。


 この頃の私は好きな作家さんができると、出した作品を全て手に入れるという行為をしていました。


 一人の作家さんから波及してつまみ食いもしました。

 えぇ、そりゃ色々。

 最終的にはBLまでいきましたしね。


 大学生になってからようやく少年誌も読むことになって、その衝撃から同人誌買ったりもしました。いまもお家にこっそり隠し持っています。即売会に行って手に入れたものなのでなかなか手放せませんね。ヘヘ。



 で、現在の趣向は。

 BL腐女子からはすっかり脱却しました!!(めでたい)

 どうやら多感な時期に吸収しすぎたのと、ネットの普及でBL作品を漁り過ぎ、満腹になった模様です。

 逆に……満腹時が解消されたあとの反動が怖い気もするのですけどね……。それはとりあえず置いておきましょう。いまはおかしな禁断症状でていませんから。


 で、現在は? というと、なんでしょう。わりかし雑食ですね。青年系も全然いけます。

 あ、でも少女系でエロ的要素主体のは今も変わらず手にすることがほぼありません。それとキラキラした女の子たちの話も苦手です。

 どこか影があるような話が大好物です!!

 それと中学生、高校生の頃のようにこれじゃなきゃ!!感は薄まってきました。人は変わっていくのだなぁと実感します。

 

 いま推してるのは高校生がおじさんを好きなる漫画と震災のときに爆発した例の施設をモチーフとしてるんじゃないか、という漫画です。(例の施設ものは、震災前に描かれていた、ということを最近知り驚きを隠せません。日本を取り巻く環境も変わるのですね。しみじみ)



 補足。旦那様はグロ系が好きなようで……。トホホです。


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