2016年3月
第23話 嫁の忘れもの
出かける前日、地図を片手に知らない場所に行ってくる! と宣言したわたくし嫁ちゃん。
当日の朝、拡大版と縮小版を印刷して……いざ家を飛び出す。
へへー、今日は仕事だぜ! 色々本を読みながら行くぜ! ケケケ、と思いながら電子書籍を取り出そうと鞄をゴソゴソ。
('・_・`)?
(*´・v・`)?
改札を入りながら、んー? おっかしーなぁと首を傾げつつ電車に乗る時間があったのでもう一回ゴソゴソ。
(இдஇ; )
ナイ!
紙っぺらがないじゃないですか!
頭の先からつま先まで青ざめていくのがわかりました。
嫁ちゃん、ご存知の方も多いと思うのですけど、文明に逆らうようにPHSしか外出時持っていないんです。しかもメール機能のみしかない古代文明。
やっべ! やっべぇよぉぉヾ(゜Д`;≡;´Д゜)ノ゛帰って取ってきたいよぉぉぉ、と思いつつも仕事に行く時間がいつもより遅くなっていたので断念。
仕事場で地図を暗記するっきゃない、と決断しました。
トホホー。
準備はやっぱり前日にゆっくりすべきですね○| ̄|_(反省)
まっ、実は今回行く見知らぬ土地は、事前に電話でこーしてあーして行けば着きますよ、と聞いていたので薄ぼんやりイメージはできあがっていたわけです。でも嫁ちゃん、そのメモ書きをどっかにやっていて……当日印刷した地図に頼ろうとしていたわけですよ。
それが叶わなかったので、お仕事しつつ地図を暗記、暗記。お願いすれば印刷も可能なんですが、まぁ私用すぎなので地図のポイントを紙に書くだけに留めました。
さぁいざ仕事を終えて出陣です。
途中で乗り換えなくていいのに各駅に乗り換えしちゃってヾ(●゜ⅴ゜)ノアチャパーなんてこともありましたが、無事目的地の最寄駅に着きました。
ほー、ほー、これはこれは。
久しぶりのローカル度~(´ー`~)
のどかな雰囲気にめっちゃくちゃキョロキョロしながら歩いちゃいました。
なんちゃら街道という水の流れる道を探し出し、ふぉー、へー、素敵な小路だなぁと感心しながら途中にいた鯉に驚きました。ひっそりしすぎてて存在感がなかったんです。
途中男子高校生の固まりとすれ違いながらドキドキしたり(←どんな意味でだ?w
おー、こんなところに図書館あるのかぁ、とか妙すぎるほどキョロキョロ……いや、挙動不審気味で目的地に無事到着( ´ ▽ ` )ノ
ちょっとした緊張感を久しぶりに味わいました。
不肖、嫁ちゃん、地図は何べんか見れば紙なしでも結構な確率で目的地に着けます。ちょっとした自慢です。エヘヘ。まぁ、時々ポカはしますけど。
ちょっとした特技ではありますが、やっぱり安心材料として紙っぺらを持っていたいのが本音ですね。
そうそう、よく女性は地図音痴とか言われますけど、案外そうでもないですよ?
うちは地図関係、夫婦逆転しておりますヾ( ^ω^)ノ
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