第358話 吾輩は副産物くんのハードパンチにメロメロ

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「なんなんだ、これは?」

「ノリと勢いの成果ですね」

「あぁーやっちまってるな」


吾輩はノリと勢いの副産物に殴られたような気分である。

どうやら副産物には拳があるらしい。人のハートを殴れる立派な拳が。


てにをはが……てにをはが……やべぇ。

なんでだろう?書いてる時あんなにイメージに入り込んで、キャラが喋った言葉を書いてるつもりなのに、如何せん『は』『の』『が』をよく間違える。


なぜだ? 一体、なぜだ? 


まぁ書いた本人の喋りと似ているのだろう。こいつは恐れ入ったぜ。

ガーンと殴られた気分である。副産物くんお強い。超お強い。弱みを見せたハートにダッシュして殴りかかってくるぜ。よろけた心の急所を寸分たがわずに狙ってくる。もしかして、副産物くんは吾輩を殺しに来ているのか!? くそ、殴り返したいが動きも姿も見えない――やつは強い!!


最強に近い驚異のハードパンチャー。


そいつを『ノリと勢いの副産物くん』と名付ける。



吾輩は考える。

最近そういえば、時事ネタを書いてなかったな。

書くことに夢中で忘れて申した。すまぬ。


『けものフレンズ』のお話に移ろう。と言ってもあれです、見てないので作品について語れることはなく、人気があるってことについて。


えぇ、もう毎日まとめサイトを賑わしております。語録もできて『すごーい』『たのしー』『君は何が得意なフレンズなの?』とか。最後のは劇中には出てこないようですが。一体、誰が作ったんだ……。


まぁブーム到来です。目覚ましい程の活躍っぷり。

こうなると自然に沸き立つのがアンチと言われる、素直な方達。えぇ、とても素直で思ったことを口にするので危険です。遠慮なんて一切なく、殺しに来てるのでは?と錯覚するようなオブラートに包まない、苦い薬を口に手を突っ込んで飲ませるがごとく、過激な発言を言います。だって正直者ですから。彼らはただ単に思ったことをつぶやいたに過ぎない。悪いことでは……ありますけどね。


言われた方の気持ちも考えて頂けると……はい、人間的に成長できるかと。もっと素晴らしい愛される人間になれるかと。嘘偽りない言葉ですがね、もうちょっと優しく、優しく、言い聞かせるように、こうしたほうがいいんじゃない?的なね。


まぁ、喋りたがりな方たちので難しいかもしれませんが。

あまり丁寧語でも怖いんですけどね。えぇ、オブラートで巻きすぎて逆に飲み込めません!!みたいなね。えぇ、丁寧に訂正とか悪い部分を言われると怖い時があります。


まとめると言葉の暴力って、怖いですねということです。


「旦那、全然まとまってませんですぜ……」

「思考だから。思考だから……思考だから……」

「エコーみたいな感じっすね」



吾輩は考える。

いや、アニメのサントラ。

大好きなんですが、やっぱ最高っすね。


『ハイキュー』。去年一番聞いたであろうサントラ。このサントラの曲は本当にいい。もうね、なんというか少年心くすぐられます。ジャンプしたくなります。少年ジャンプ!


という寒いギャグは置いといて。

1期と2期のサントラは別れているのですが、これがまた2期の音楽もずば抜けていい。えぇ境界のホライゾン並みのヒットを受けました、吾輩。ホライゾンもいいんですよね。2期のサントラとか緊迫感がある集団戦闘に持って来いのBGMが多いんです。さらに『決意を秘めて』という曲が中二心をくすぐる。もう、覚醒の音楽にぴったし。いやーたまらんですたい。


けど、サントラを見ると大体同じ作者さんが作ってることが多くて被ります。意外とドラマとかでもやってる人がいたりとか。さらにニュース番組とかでも、よく聞くとアニメのサントラやドラマのサントラの曲が使いまわされてる。聞いてて、「あれ、これって?」と思う。


エウレカセブンとかよく使われてる気もします。

あれもいい。


ただ数が少ないのがサントラ。レンタルショップで出会えるかは時の運。あるようでない。そんなところが多い。あれが欲しいのに…と諦めることも多々。いつか会えるといいなと時を待ちます。運命的な出会いを。



ということで、アニメのサントラっていいですよね♪


「旦那! 全然まとまってない!!」

「思考だから――思考だ――しこ――」

「逃げた!?」


吾輩は眠りにつく。


《つづく?》

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