あたし知~らない・・じゃないでしょ!
オカさんが異動してすぐ
ヤママネのお気に入りのユキさんが辞めました
お子さんが理由だったと聞いています
明るくって、楽しい人だったので残念でした
しばらくは
新しいパートさんも入ってこなくて
ヤママネと私を含めて3人のパートさん
お客は少なくてもやることはたくさん
今まで以上に忙しい日々が続いていました
作業場は片付けても片付けても
週明けにくると散らかって
イケさんがキレるし
乳製品などの賞味期限が長い商品の
チェック作業もしたいのに、時間が取れにくくなり
特に、こちらが発注してなくて本部が勝手に送り込んでくる商品は
冷蔵庫に入れっぱなし。常温の商品は作業場に積みっぱなし状態が増えていきました。どんなに商品が積み上げられていようが
ヤママネは気にもしない
マネージャーなのに、知らん振り。
スーパーのマネージャーって、いや別にスーパーでなくても
マネージャーって人事や商品の管理をする側
あたし知らない態度って取るのがオカシイ
私やイケさんは、気にはなるけど送り込み商品って、
店に置いていない商品なので陳列の場所作って並べないといけない。
それをする時間が取れないんです。トイレに行く回数すら減らしてた位です
そんなわけで手を出せません。うっかりヤママネに言えば
「じゃあ出しといて」
なんて言われるので誰も言いません。
あんまりしようとしないから
パート3人、1回ほっとこうってことになりました。
「だって、こっちがやっちゃうと、もっとヤマさんやらなくなるわよ」
ほっといてもヤママネは相変わらず何もしないまま
この頃、あんまり何もしないヤママネを見て
1番店にいる時間が長く、いる日は2,3時間残業はつけてる
一体何をしてるのか不思議に思うようになっていきました。
そんな時
本部から作業場のチェックが入るってなり
ヤママネが
泣きながら夜までかかって片付けたそうです
ヤママネは本部の人にはいい顔したい
会議や研修なんてあると
小さい店舗で人手がなければ参加しなくてもいいのに
嬉しそうに出かけていき
「本部の人はこうだった」
だの
「他の店のパートさんはこんなにいろいろ仕事をしてたわ」
だからあなたたちも私の仕事を代わりに出来るわよねって
ニュアンスで話してきます。
店の大きさもパートの人数も関係なくですから
自分にとって都合のいいことだけ言ってくるのです
まずは上の立場の自分が変わらないと
下のパートは変わる気ないって
わかんないんですね
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