たいフ~。
いつものバス停にて――
「SNSですっごいおいし~シェイクのウワサがっ!?」
イブキがスィ~ツ系の情報を扱ったアプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ファ~ストフ~ドかな? そ~いえば、むかしはコンビニでもうってたんだよねぇ~。レ~ト~のショ~ケ~スからもってきてカチコチのままデンシレンジにつっこんでムリヤリとかしてテ~キョ~するやつ……」
イブキが昔話を思い出すかのように、そう語る。
「そのシェイクはデリバリ~ピザのシェイク――ピザっ!?」
「プレミアシェイク。SNSではピザをかわずにシェイクだけかってしまったホ~コクがぞくしゅつ。フレ~バ~はバニラ、ストロベリ~、チョコのさんしゅで1コ550エン。わりとするねぇ~」
イブキが三種類のシェイク画像を見ながら、そんな事を言っている隣では、
「台風コロッケ? なにかしら?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「台風コロッケ……台風が接近、上陸しているときにコロッケを食べる日本の風習? そんなのあるに?」
「うしろにネットけいじばんがハッショ〜ってかいてあるから、ここ10ネンぐらいにできたフ〜シュ〜じゃない」
イブキがスマホ画面を指しながら、
「結構、おもしろそうな風習よね〜」
「そっかなぁ〜? カンレンないしタイフ〜のときにコロッケ? ん〜……べつにいいかなぁ〜……」
「そ〜よね。牛丼じゃなきゃ!」
我が威を得たとばかりに言ってくる。
「いや。そんなコトはいってないよ」
バッサリ否定するイブキだった。
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