おりはるこン。

 いつものバス停にて――


「Go To 満腹をキャッチフレ~ズに二九日――一か月の間で一番人々が喜ぶニクの日に――そ~よね~二八日とかワキワキして寝れないもの!」

 月夜が勝手にそんなイメ~ジを口にする。


「大トロホルモン焼肉丼――もうおいしそ~! 大トロホルモン唐揚げ合い盛り焼肉丼――唐揚げか~……鶏を一番おいしくする方法よね唐揚げ。最後は――」


「大トロホルモン アホ盛り 焼肉丼っ!? あ、アホ盛り――っ!?」

 はじめて聞くワ~ドに驚く月夜。


「どんだけ盛るのかしら?」

 月夜は店の天井まで積み上げられた肉の山をイメ~ジしながら、


「こんだけ盛ってくれないかしらね~」

 そんな無茶な事を口にしている隣では、


「イギリスでぜったいにきれないキンゾクがカイハツされるっ!?」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「すごい! これでケンつくったら……エクスカリバ~になるのかなぁ~?」

 そんな事を言いながら続きを読み進める。


「このキンゾクはきられたらきられるほどキョ~ジンになっていく――なにそのセイントとかサイヤじんみたいなトクセ~っ!?」

 イブキが折れたら進化する伝説の剣をイメ~ジする。


「きっとガンコなかじやさんががんばってつくったんだろ~なぁ~……」


「大学の研究機構がつくったって書いてあるケド?」

 月夜が記事を指しながらそういうのだった。

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