だいお~いカ。

 いつものバス停にて――


「で、デンセツのス~ファミソフト……ゴクリ」

 イブキがゲ~ム情報の中にあった、そんな記事に瞳をキッラキラさせながら飛びついた!


「おぉ! デンセツのシステム『サテラビュ~』でハイシンされてたソフト! もうサテラビュ~ってだけでレトロゲ~マ~としてはムネアツだよっ! エ~セ~からゲ~ムをダウンロ~ドとかぶっとんだハッソ~だよっ!!」

 イブキが空――さらにその先にある真空を指しながら、


「よこスクロ~ルアクションのシュビビンマンかぁ~……」

 イブキがゲ~ムのプレイ画面を見ながら、そんな事を洩らす隣では、


「インドネシアの海外に一五メ〜トル相当のイカと思われる死骸が漂着? 」

月夜がオカルト系のニュ〜スの中にあった、そんな記事に読んでいた。


「うわっ! こんなんウミのなかであったらチビっちゃうよね〜」

イブキが画像を見ながら、そんなコメントをする。


「そう?」


「ドラクエのダイオ〜イカみたいじゃん! ウミであったらショクシュでグルグルされちゃいそ〜だモン!」


「いや〜ウチはこのサイズのイカでイカ焼きつくったら食べ応えありそ〜だな〜って……」

人間の十倍ほどもある大きさのイカを見ながら、そんな事をいう月夜だった。

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